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デンタルローンのメリット・デメリットとは?審査や金利、医療費控除についても解説!

デンタルローンとは「歯科治療専用のローン」のことです。自由診療の歯科治療は高額になりやすいため、費用の捻出に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。この記事では、デンタルローンを選ぶメリット・デメリットや審査、医療費控除について解説します。

デンタルローンとは?

デンタルローンとは「歯科治療専用のローン」のことです。デンタルローンでは通常、材料費、補綴物、その他関連費用を含めた歯科治療費総額の100%までが借りられます。

ただし、条件によって金利や返済期間は異なります。シミュレーションのうえ、無理のない返済計画を立てましょう。

歯科治療に関する基礎知識

保険診療と自由診療で大きく異なる点は、自己負担額や医療費控除の対象可否などです。両者の違いを理解したうえで、どちらが良いかを判断しましょう。

自由診療と保険診療の違い

歯科治療は「保険診療」と「自由診療」の2つに分けられます。

自由診療は公的医療制度の対象外となるため、治療費の全額を患者が負担しなければなりません。一方、保険診療は公的医療制度の対象となるため、実際にかかった医療費の3割負担で済みます。

歯科の自由診療の相場

自由診療の相場は一概には判断できません。自由診療の医療費は各歯科医院が自由に設定しているため、基準をはかるのが難しいからです。示された費用でどのような治療が受けられるのか理解し、納得のうえで契約することが大切です。

歯科の自由診療は医療費控除の対象となる場合がある

歯科の自由診療は、特殊なものでないかぎりは医療費控除の対象です。たとえば、一般的に普及している金やポーセレンなどを使った治療であれば医療費控除の対象となります。

デンタルローン以外の歯科治療費の調達方法2つ

歯科治療の資金を調達する場合、デンタルローン以外にも複数の選択肢があります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて最適な借入方法を選択しましょう。

カードローンを利用する

一度にまとまったお金を借りられる点がカードローンのメリットです。条件によっては、無利息期間の適用を受けられる場合もあります。

デメリットは、金利が高くなる可能性があることです。利息制限法によって上限は定められているものの、条件によっては20%近くの金利になる場合もあります。

クレジットカードを利用する

自由診療の歯科治療費をクレジットカードで支払うことで、ポイント還元やキャッシュバックなどを受けられます。貯まったポイントは商品やサービスなどにも交換可能です。

また、クレジットカードの引き落としは利用後1〜2ヶ月先になるため、すぐに資金を準備できない方にとっても使い勝手がよいでしょう。

デンタルローンの3つのメリット

歯科治療の支払いに特化したデンタルローンには様々なメリットがあります。カードローンやクレジットカード利用のメリットとあわせて理解しておきましょう。

金利が低い

デンタルローンを選ぶ最大のメリットは、金利が低いことです。

借り入れ時に金利が20%近くで設定されている業者も多くありますが、デンタルローンの金利は通常10~15%程度となります。

返済計画が立てやすい

デンタルローンの多くは、自身で支払いプランを決められます。返済額や支払い利息を事前にシミュレーションし、無理のない返済計画を立てましょう。

手元資金がなくても歯科治療できる

デンタルローンを利用すれば、貯金を取り崩すことなくインプラントや根管治療などの治療費を支払えます。歯科治療を受けたいけれど手元資金がない方は、デンタルローンの利用を前向きに検討してみましょう。

デンタルローンの3つのデメリット

メリットの多いデンタルローンですが、デメリットも存在します。デンタルローンの審査は時間を要する傾向にあるため、時間の余裕をもつことが必要です。

借り入れまでに時間がかかる

消費者金融カードローンの審査と比較すると、デンタルローンの審査は時間がかかります。歯の治療履歴が必要な場合は、手続きに1~2週間程度かかることもあり、すぐに歯の治療を始めたい方にとっては不向きでしょう。

使い道が歯科治療に限定される

デンタルローンの使用用途は、歯科治療に限定されます。歯科治療の支払い以外の使いみちも考えている方は、使いみちが限定されていないローンを選択しましょう。

デンタルローンがない歯科医院もある

すべての歯科医院がデンタルローンを取り扱っているわけではありません。どうしてもデンタルローンを利用したい場合は、取り扱いのある歯科医院を改めて探す必要があります。

デンタルローン審査で重視される3つのポイント

デンタルローン審査では、主に「属性情報」「信用情報」「他社からの借り入れ状況」の3つが重視されます。虚偽の申告は信頼を失うことにつながるため、必ず事実を伝えるよう心がけましょう。

属性情報

デンタルローンを申し込むには、年収や職業、勤続年数や雇用形態などの申告が必要です。ローン審査時には「安定した収入の有無」が重要な判断基準となります。

申告された属性情報は、返済能力を見極める重要な判断材料となるため、虚偽の申告をしないよう注意してください。

信用情報

信用情報とは、過去のクレジットカードの利用履歴やローンの返済履歴のことです。一般的に、過去の延滞回数が多い場合は金利が高くなる傾向にあります。

デンタルローンを申し込むのであれば、既存の借り入れ返済は着実に進めておきましょう。

他社からの借入状況

他社から多額の借り入れがある場合は、デンタルローンの審査結果に影響を及ぼす可能性があります。デンタルローンの申込前には使っていないカードローンを解約するなど、借入状況の整理をしておくとよいでしょう。

デンタルローンに関するQ&A

無利子のデンタルローンはありますか?

無利子のデンタルローンはあります。

ただし、利用条件は歯科医院によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

デンタルローンは学生も借りられますか?

デンタルローンは学生も借りられますが、連帯保証人が必要な場合があります。

連帯保証人は、通常、ローンの返済を保証できる親または保護者が一般的です。

デンタルローンの審査は在籍確認がありますか?

申告された勤務先に実際に勤めているかを確認するために在籍確認が行われる場合があります。

【まとめ】デンタルローンなら低金利でインプラントや矯正ができる!

インプラントや矯正歯科など、高額な歯科治療費が必要な場合はデンタルローンの利用がおすすめです。なかには無利息でデンタルローンを利用できる会社もあるため、治療費をどうしても用意できない方にとっては心強い存在でしょう。

それぞれの歯科医院によってデンタルローンの利用条件は異なるため、事前によく確認しておくことが大切です。

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