学生におすすめのクレジットカード。大学生でも作れるお得なクレカ

2025.10.07コラム

学生におすすめのクレジットカード7選!大学生でも作れるお得なクレジットカード

学生が生まれて初めて手にするクレジットカードは、その人のカードライフを左右する重要なもの。しかしクレジットカードは星の数ほどありますから、初心者がその中から1枚を選び出すのは至難の技ですよね。

そこで学生向けに、賢いカードの選び方のコツをお届けします。併せておすすめのカードもご紹介していきますので、ぜひこの中からベストの1枚を見つけてください。

学生のうちにクレジットカードを利用するメリットは沢山あります。お得なクレジットカードで、よりキャンパスライフを楽しみましょう。

学生用クレジットカードの種類と特徴

学生用のクレジットカードと一般のクレジットカードにはどのような違いがあるのか、その種類や特徴について解説します。

学生におすすめのクレジットカードの種類

学生がクレジットカードを作るなら、以下のような種類のカードがおすすめです。

  • 年会費無料のカード
  • 学生専用と明記されているカード
  • 学生専用ではないが年齢が限定されているカード
  • 学生のみが利用できる特典が付いているカード
  • 申し込み要件に収入についての規定がないカード

アルバイトをしていたとしても、カードに年会費をかけるのはもったいないので年会費無料のカードを選びましょう。

また、年会費が書かれていても、条件付きで無料になるカードもありますので、カードの規定をよく読んでみてください。

18歳から申し込めるが高校生は不可のカードが多い

2022年4月1日から成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、クレジットカードも18歳から申し込めるものが多くなりました。

成人していれば、学生であっても親の同意なしでクレジットカードに申し込むことができます。

ただし、学生といっても高校生は不可としているカードがほとんどです。

今回ご紹介しているカードの中で、高校生でも申し込めるのはセゾンパールアメリカン・エキスプレス・カードとイオンカードセレクトです。イオンカードセレクト卒業年度の1月1日以降であれば申し込みが可能です。

在学中はクレジットカードの審査に通りやすい

一般カードは、社会人をターゲットとしているため、申込要件に「学生」と明記されていない場合、審査で落ちることがあります。

継続的なアルバイトなどをしており、自身の収入があれば、審査通過の可能性はありますが、全く収入がない場合は支払い能力を認めてもらえない場合があるのです。

一方、学生専用のクレジットカードは、学生をターゲットとしているカードです。収入要件についてはそれほど厳格に審査をされておりません。

特に、親と同居している学生は審査に通りやすい傾向にあります。

一般社団法人日本クレジット協会の「大学生に対するクレジットカードに関するアンケート(令和元年度)」によると、 クレジットカードの所持率は6割を超えており、そのおよそ8割は自分名義のカードです。

クレジットカード会社としては、学生のうちに会員になってもらい、そのまま一般カードへ切り替えてもらうことで、会員数を確保したいのです。

ですので、学生用カードの審査はそれほど厳しくないものと考えられます。

申し込み要件に年齢しか書かれていなければ、アルバイトをしておらず収入がゼロでも審査に通る可能性はあります。

利用限度額が低めに設定されている

収入があったとしても、アルバイト収入ではそれほど高くないので、利用限度額も低めに抑えられています。

収入の金額にもよりますが、一般的には10万円から30万円程度です。

学生のうちにクレジットカードを作る7つのメリット

学生のうちにクレジットカードを作っておくと、このようなメリットがあります。

現金を持っていなくても買い物ができる

クレジットカードがあれば、手持ちの現金がなくても買い物ができます。

今や、コンビニや飲食店でもクレジットカードを使えるお店は年々増えています。

経済産業省の「キャッシュレスの将来像に関する検討会 とりまとめ」によると、中小店舗におけるキャッシュレスの導入率は8割となっており、そのうちクレジットカードは6割を超える導入率となっています。

Google PayやApple Payと紐付けておけば、財布を持ち歩かなくてもスマホ1つで買い物ができてしまいます。

レジでの支払いがスムーズ

クレジットカードでの支払いは、小銭のやりとりがないので支払いがとてもスムーズです。

お釣りの間違いなども心配する必要はありません。

ネットショッピングで使えば手数料もかからない

ネットショッピングの支払い方法はコンビニ支払い銀行振込などいろいろありますが、支払い方法によっては手数料がかかることがあります。

クレジットカードの一括払いなら手数料がかかりません。中には分割払いができるネットショップもありますので買い物にはとても便利です。

カード利用によってポイントが貯まる

カードで買い物するとポイントが貯まります。同じ金額を使っても、現金では代金を支払って終わりですが、カードを使えばポイントというプラスアルファが生まれます。

貯まったポイントはカードの支払いに充てることもできますし、他社のポイントに交換したりマイルに交換することも可能です。

お金を銀行に預けても利子などほとんどつかない今、カードで買い物をするだけでポイントが貯まるのは、大きなメリットでしょう。

お金を計画的に使えるようになる

クレジットカードは買い物の代金をカード会社に立て替えてもらい、後からそれを支払うシステムです。

ですので、利用明細を見ながら支出を常に意識し、自分で支払える範囲内で買い物をする癖がつきます。

公式アプリをダウンロードしておけば、利用明細をほぼリアルタイムで確認することができます。 いつ何に使ったかを確認しやすいので、計画的に買い物をし、お金の管理も上手になるでしょう。

若いうちからクレヒスを積み上げられる

クレヒスとはクレジットヒストリーの略で、クレジットカードの利用実績の記録のことです。いつ何に使ったか、支払いは済んでいるかなど、信用情報機関に記録が保管されています。

カードの利用と返済を繰り返すことで、この利用実績が積み重なり、お金に関する信頼度となります。

良いクレヒスを積み上げていくことで、将来的に住宅ローンや自動車ローンなど高額なローンを組みやすくなります。

ただし、支払いが遅れるとよくないクレヒスを記録することになるので注意が必要です。

海外での支払いやキャッシングにも便利

クレジットカードは、日本国内だけでなく海外でも使えます。国際ブランドは世界共通なので、たとえばVISAのカードを持っていれば世界中のVISAの加盟店で利用ができます。

海外に行く際に、大量の現金を持ち歩くのは非常に危険なので、買い物はクレジットカードにしたほうが安全です。

とはいえ、チップの支払いやカードが使えないお店など、現金が必要となるケースもあります。

キャッシング機能をつけておけば、海外で現地通貨を引き出すことも可能です。

学生におすすめのクレジットカードの選び方

たくさんのカードがあって迷ってしまうときは、以下の点に着目してカードを選んでみましょう。

「18歳〜」「学生OK」と明記されているものを選ぶ

クレジットカードには必ず申し込み要件が定められています。審査に通りやすくするには、入会条件を必ず確認してください。

  • 18歳以上
  • 学生も可

と明記してあることを確認しましょう。

成人年齢は18歳に引き下げられましたが、カードのランクによっては「20歳以上」など学生でも申し込めない年齢のカードもあります。

たいていのカードは「高校生を除く」と書かれていますので、高校生で申し込みたい場合は公式サイトのよくある質問などを確認して、高校生でも申し込めると明記されているものを選びましょう。

また、学生でも学校の種類によっては申し込みができない場合があります。入会条件に学校の種別が書かれていますので必ず確認してから申し込むようにしてください。

基本ポイント還元率の高いカードを選ぶ

クレジットカードの利用でお得にポイントを貯めたい人は、ポイントの還元率にも着目してください。

クレジットカードの還元率とは、クレジットカードのお得度を表す数値で、カード利用額に対して何%分が戻ってくるかを表したものです。

一般的なポイント還元率は0.5%程度で、1.0%を超えると高いといわれます。

0.5%が平均的な還元率ですが、特定のお店ではこれにボーナス加算や優待サービスが上乗せされますので、実際の還元率はもう少し高くなります。

ポイント還元率を確認するときは付与率と還元率を混同しないようにしてください。

たとえば、200円ごとに1ポイントつけば付与率は0.5%です。

しかしそれが、 1ポイント= 1円であればポイント還元率は0.5%ですが、1ポイント= 2円なら還元率は1.0%となります。

ですので、還元率を比較するときは、 いくら使ったら何ポイントつくのかではなく、1ポイントがいくらの価値になるのかをよく確認して比較しましょう。

よく利用する店でポイントアップするカードを選ぶ

ポイント還元率の高いカードを選ぶとき、還元率以外にも着目してほしい点があります。それは、どこで使えばポイント還元率がアップするか、そのお店を普段よく使っているか、という点です。

たとえば、JCBカードWはどこで使っても常にポイント還元率が1.0%になるカードですが、Amazonやスターバックスで利用するとさらにポイントアップします。

三井住友カード(NL)はセブン‐イレブンやローソンなど対象の店舗でスマホのタッチ決済を利用すると、ポイント還元率が最大7.0%となります。

※1
・スマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件です。
・iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
・商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
・一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
・通常のポイントを含みます。
・ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります

+ 続きを読む

ポイント還元率がいくら高くても、そのお店を自分があまり利用しないなら、お得度も低くなってしまいます。

ですので、ポイント還元率を比較するときは、どこで使うと高くなるのかもしっかりチェックしてカードを選んでください。

クレジットカードを使う目的によって選ぶ

クレジットカードを作る目的は、人それぞれです。

  • キャッシュレス決済を利用したいだけだから年会費無料がいい
  • ポイントを貯めたい
  • マイルを貯めたい
  • 旅行の保険が欲しい
  • カードで受けられる優待を利用したい

など、目的を明確にすると、カードを選びやすくなります。

カードを使う目的おすすめカード
基本ポイント還元率が高いJCB カード W、JCBカードW plus L
対象のコンビニなどで使う三井住友カード(NL)
イオングループでの買い物イオンカードセレクト
dポイントを貯めているdカード
楽天市場をよく使う楽天カードアカデミー
グルメやレジャーで優待を利用したいエポスカード
ホットペッパービューティーやホットペッパーグルメをよく使うリクルートカード
JR東日本を使って通学「ビュー・スイカ」カード
マイルを貯めるJALカードnavi、ANAカード(学生用)

発行までのスピードで選ぶ

クレジットカードの審査が完了してからカードが発行されるまで、通常は1〜2週間かかります。

そんなに待てない!という人は、申し込み条件だけでなく、発行までの時間も比較してみましょう。

こちらは、即日発行も可能なクレジットカードです。

クレジットカード発行時間
JCBカードW、JCBカードW plus L最短5分(ナンバーレスカード)
三井住友カード(NL)最短10秒でカード番号発行
※ 即時発行ができない場合があります。
セゾン パール・アメリカン・ エキスプレス・カード最短5分でデジタルカード発行
dカード最短5分で審査完了、iDと紐付けすることで利用可能
イオンカードセレクト最短30分審査、店頭窓口で受取可能

このように、即日発行できるカードもありますので、急いでいる人におすすめです。

ただし、即日発行するためには、申し込み時間など条件がありますので、必ず公式サイトを確認してから申し込みましょう。


モバ即の入会条件は以下2点
【1】 9:00AM~8:00PM でお申し込み。
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証、マイナンバーカード、在留カード)
※ モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはJCBカードHPをご確認ください。

+ 続きを読む

セキュリティが気になるならナンバーレスカードを選ぶ

カードのセキュリティが不安な人は、ナンバーレスカードがおすすめです。

今回ご紹介しているカードの中にも、ナンバーレスカードがあります。

  • JCBカードW
  • JCBカードW plus L
  • 三井住友カード(NL)
  • セゾン パール・アメリカン・ エキスプレス・カード
  • dカード
  • JALカードnavi
  • イオンカードセレクト(裏面に番号)
  • エポスカード
  • 楽天カードアカデミー(裏面に番号)

ナンバーレスカードとは、カードの券面に番号や有効期限などのカード情報が印字されていないカードのことで、両面とも印字されていないタイプと、表面には番号がなく、裏面に必要な情報が印字されているタイプがあります。

両面とも番号がないタイプは、お店で利用するときに番号を見られる心配がありませんし、万が一落としてしまっても必要な情報が漏れることはありません。

不正利用のリスクを限りなく低くしたい人は、どちらにも番号がないタイプが良いでしょう。

番号や有効期限は、会員専用アプリで確認できます。

番号は見られたくないけれど、わざわざアプリで確認するのは面倒という人は、裏面に番号があるタイプがおすすめです。

カード番号を見られるリスクは多少ありますが、お店で使うときには番号が見られにくいので、一般的なカードよりは安心できます。

旅行が好きな人はマイルが貯まりやすいカードを選ぶ

旅行が好きな人は、マイルが貯まりやすいカードを選ぶと、飛行機代の節約になります。

一般的なクレジットカードでポイントを貯め、そのポイントをマイルに交換することも可能ですが、交換レートを考えると、マイルを貯めやすい仕組みがあるクレジットカードを選んだ方が効率的です。

学生がマイルを貯めやすいカードは以下の2つです。

  • JALマイル:JALカードnavi
  • ANAマイル:ANAカード(学生用)

貯めたいマイルがJALかANAかで、使い分けてください。

使いすぎが不安な人は利用限度額が低いカードを選ぶ

クレジットカードの利用可能枠は、申込者の職業や年齢に応じて設定されます。一般カードは100万円程度が上限ですが、学生専用カードはもう少し低めに設定されていることが多いです。

今回ご紹介しているカードの利用可能枠上限をまとめました。

クレジットカード学生の利用可能枠上限
JCB CARD W30万円
三井住友カード(NL)20歳未満10万円、20歳以上30万円
三菱UFJカード VIASOカード30万円
三菱UFJカード10万円
セゾン パール・アメリカン・ エキスプレス・カード30万円
「ビュー・スイカ」カード30万円
dカード30万円
JALカードnavi30万円
ANAカード(学生用)30万円
イオンカードセレクト30万円
エポスカード30万円
リクルートカード10万円
楽天カードアカデミー30万円

これらの金額は利用可能枠の上限とされている金額です。

カードを作った時点では、5万円〜10万円程度が多いので、もう少し多く使いたいと思ったら、適度に利用実績を積んだ後に、増額申請をすると良いでしょう。

クレジットカードの特典・付帯保険で選ぶ

「特典、付帯保険」はそのカード会員が利用できるサービスのことで、加盟店の優待もこれに含まれます。主な付帯保険には下記があげられます。

  • 海外旅行傷害保険
  • 国内旅行傷害保険
  • ショッピング保険
  • ロストバケージ保険

特典内容や付帯保険は、クレジットカードの種類によってかなり差がつく部分です。また、特定店舗を割引価格で利用できる優待サービスなどもあります。

サービス内容が充実しているほど年会費の金額が高くなるのが一般的ですから、そのサービスが自分にとって果たして価値があるのか、よく考えてからカードを選んでくださいね。

クレジットカードの将来性を考える

ここまでは一般的なカード選びの基準と共通ですが、社会人になってからも使える「将来性」も、クレジットカード選びの要素に入れると良いでしょう。

カード選びにおいては学生向け特典も大切ですが、ぜひ卒業して社会人になってからのことも視野に入れてみてください。

クレジットカードはマイルが貯まったり電子マネーが使えるなど、カード利用の幅が広がる便利な拡張機能がついているので、旅客機や鉄道の利用もマイル交換機能や交通系電子マネーと連携すれば、より便利でお得になるでしょう。

学生用のクレジットカードは審査が比較的柔軟で申し込みやすい

学生でも、一般カードに申し込む事は可能ですが、学生用とされているカードの方が審査には通りやすい傾向があります。

18歳以上ならアルバイトをしていなくても審査に通る可能性あり

一般的なクレジットカードは、申し込み要件に「安定した収入があること」など、支払い能力を求める文言が入っていることが多いです。

一方、学生専用のクレジットカードは、「18歳以上」「学生であること」の要件しかないことがほとんどです。

そもそも、学生のアルバイト収入はそれほど高くはありません。

株式会社マイナビの「大学生のアルバイト調査(2023年)」によると、大学生のアルバイト収入は月に5万円〜6万円程度です。

同調査によると、アルバイトをしている大学生の割合は68.4%ですし、月に数万円しか収入がない学生も多いことでしょう。

ですので、学生に対して高い収入が求められておらず、審査も比較的柔軟なのです。特に、親と同居してる学生については、アルバイトをしていなくても審査に通る可能性は非常に高いです。

18歳になっていれば基本的に保護者の同意は不要

精神年齢が18歳に引き下げられたことにより、学生であっても申し込みができる年齢の幅が広がりました。

契約に関して親の同意は不要となり、自分だけで申し込みができます。

ただし、クレジットカードの中には、「20歳以上」「学生不可」となっているカードもあるため、学生用のカードの方が申し込みやすいです。

学生用のクレジットカードに申し込んで審査に落ちる人の特徴

学生用のクレジットカードは審査が柔軟だといっても、誰もが作れるわけではありません。審査に落ちてしまう人には、このような特徴があります。

学生が申し込めないカードに申し込んでいる

クレジットカードには申し込み条件があります。年齢要件のほかに「学生不可」と個別に条件が書かれているものもあり、その条件を見落として申し込んでしまうと、審査に通りません。

また、「学生」というのは一般的に、

  • 大学生
  • 大学院生
  • 専門学校生

など18歳以上で入学する学校の学生を指しているので、高校生は含まれません。

学生用のクレジットカードでも、「高校生は除く」となっているカードでは、高校を卒業しないと申し込みはできません。

一口に「学生」といってもいろいろなパターンがあるため、申し込み条件をよく確認することが大切です。

申し込み内容に誤りがあった・虚偽の申告だと判断された

申し込みの際には、氏名住所等の個人情報と、勤め先や年収を入力します。学生の場合は在学先の学校名や年収などを入力します。

これらの項目は、審査でとても重要な内容となるので、間違いのないように正しく連絡しましょう。

年収が低いと審査に落ちるかもしれないと思い、嘘の年収を書いてしまう人がいますがそれはいけません。

先ほども説明した通り、学生の年収はそれほど重視されていないので、収入がない場合は0円で入力します。

収入の有無にかかわらず、嘘をついていると判断されると審査に落ちる可能性が高いです。入力画面にある項目は全て正しく申告しましょう。

複数のカードに同時に申し込んだ

審査に落ちることが不安で、複数のカードに同時に申し込んでしまう人がいますが、これは審査に落ちる原因の1つとなります。

クレジットカードの申し込み状況は信用情報に記録されます。申し込みをすればカード会社は必ず信用情報を確認しますので、その時に複数の申し込みをしていることがばれてしまうのです。

短期間にたくさんのクレジットカードに申し込んでいる人を「申し込みブラック」と呼びますが、お金に困っている印象を与えてしまうため、すべてのカードの審査に落ちてしまう可能性があります。

信用情報に問題があった

カード会社が信用情報を確認したときに、 ローンの返済が遅れているなど支払い状況に問題があると、審査に落ちる可能性が高いです。

たとえば車のローンやスマホの機種代の分割払いなどの支払いが遅れていると、金融事故として登録されてしまいます。

支払いに遅れが生じている人は、クレジットカードの支払いも遅れる可能性があるとして、審査を通過しづらくなります。

在籍確認が取れなかった

カード会社によっては、アルバイト先に電話をかけて在籍確認を行う場合があります。

在籍確認とは、申告された勤め先で本当に本人が働いているかどうかを確認するための審査の一環です。

在籍確認が取れないと、申告された勤め先が虚偽であると判断され、審査に落ちてしまうことがあります。

ただし、学生の場合は年収がそれほど重視されていないことから、アルバイト先に電話がかかってくる可能性はかなり低いです。

学生のクレジットカードの審査を通過するコツ

上記の審査落ちする人の特徴を踏まえ、クレジットカードの審査を通過するには以下のポイントに注意してください。

嘘はつかず正しい内容で申し込む

氏名や生年月日、住所など個人情報はもちろんのこと、職業や年収についても正しい内容で申し込みましょう。

学生の場合は年収が低いという理由で審査落ちする事はまずありません。ですので、虚偽の申告はせず、正しい内容で申し込むことが大切です。

アルバイトをしていなけば、年収は「0円」で申告します。

初めてのカードは1枚に絞って申し込む

審査落ちの心配から、もしくは、入会キャンペーンの特典などを狙って1度に複数のカードに申し込むのはやめておきます。

年会費や特典など十分に比較検討し、自分に合った1枚を選んで申し込みをしてください。

念のため在籍確認に備えておく

学生の申し込みで在籍確認の電話がかかってくる可能性は低いのですが、念のため備えておきましょう。

在籍確認の電話はその電話に出るだけで審査が完了します。

仮に自分が直接出ることができなくても、電話に出た人が「〇〇はただいま仕事中で電話に出ることができません」などと回答してくれれば、それで審査はOKです。

電話がかかってくる場合に備えて、アルバイト先で「クレジットカードに申し込んだので電話がかかってくるかもしれない」と周囲の人に伝えておけば安心でしょう。

心当たりのある人は自分の信用情報を確認しておこう

一度もローンをを組んだことがない人は特に問題ありませんが、ローンや分割払いの経験がある人で、支払いが遅れたことのある人は、念のため自分の信用情報を確認しておいた方が安心です。

信用情報機関は3つあり、それぞれ自分の信用情報について情報開示請求ができます。

右にスクロールできます 👉
概要JICCCICKSC
インターネット郵送インターネット郵送インターネット郵送
受付等以下の時間を除き365日利用可能
午前3時~午前4時
毎月第3木曜日の午前0時~午前8時
随時8時〜21時45分
(毎日受付)
随時365日随時
手数料1,000円(税込)
クレジットカード、コンビニ、ペイジー対応のATM、オンラインバンキング、キャリア決済
1,300円(税込)
定額小為替証書またはクレジットカード
※速達を利用する場合は+手数料300円
※コンビニを利用する場合は別途発券手数料がかかる
500円(税込)
クレジットカードまたはキャリア決済
1,500円(税込)
コンビニの開示利用券または定額小為替証書
1,000円
クレジットカード、PayPay、キャリア決済
1,679円:セブンイレブン
1,800円:ローソン、ミニストップ、ファミリーマート
本人開示・申告手続利用券を購入
用意するもの専用アプリ「スマホ開示」
本人確認書類2点
またはクレジットカードと電話番号からの発信による認証
本人確認書類2点
情報開示請求申込書
・パソコン、またはスマホ
・クレジットカード等の契約時に利用した、発信番号を表示できる電話
・開示申込書
・本人確認書類
パソコンまたはスマホ
顔写真付きの本人確認書類
本人確認書類2点
登録情報開示申込書
開示方法スマホ郵送(簡易書留)インターネット郵送インターネット郵送(書留郵便)
開示までの時間本人確認書類のみは3〜5日
クレジットカード+電話認証は数分〜数時間
JICCに申込書が届いてから1週間〜10日即時CICに申込書が届いてから10日ほどで回答1週間〜10日1週間〜10日

学生用クレジットカードの審査に通らないときの対処法

信用情報に問題があるなど、今すぐには解消できない理由がもとでクレジットカードを作れない場合、以下の対処法を検討しましょう。

親に家族カードを作ってもらう

親がクレジットカードを持っていればそのカードから家族カードを作ってもらうと良いでしょう。

家族カードは、家族カードを持つ人に対する審査はなく、本カードの審査のみで発行できるものです。

ですので、すでにカードを利用している親がいるなら、すぐに発行できるはずです。

クレジットカード以外の選択肢を考える

家族カードが発行できない場合は、クレジットカード以外の選択肢を考えるしかありません。

デビットカードやプリペイドカードなら審査なしで作れます。

デビットカードは利用するとすぐに金融機関口座から直接引き落としされるので、口座の残高分しか利用できませんが、使いすぎを防げるのがメリットです。

VISAやMasterCardなどの国際ブランドが付いていますので、クレジットカードと同じようにネットショッピングや町のお店で利用することが可能です。

学生がクレジットカードに申し込むときの流れ

学生ですと、クレジットカードの申し込みが初めての人も多いと思います。

手続きをスムーズに進めるために、クレジットカードの申し込みの流れを理解しておきましょう。

学生に適したクレジットカードを選ぶ

まず自分に合ったカード1枚に絞ります。

「学生におすすめのクレジットカード」の所でも説明した通り、クレジットカードにはたくさんの種類がありますので、カードを作りたい目的に合わせて自分に合ったものを選びましょう。

本人確認書類など必要書類と金融機関口座を準備しておく

クレジットカードの審査では本人確認書類が必ず必要になります。

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • パスポート(住所の記載があるもの)
  • 在留カード

など、写真付きの公的な身分証明書が必要となります。

もし持っていない場合は、

  • 健康保険証
  • 住民票の写し
  • 公共料金の領収書

など、2点以上の書類が必要となる場合がありますので、事前によく確認しておきましょう。

なお、顔写真が付いていても、学生証は公的な本人確認書類として認められません。

学生証は、あくまでもその学校に在籍していることの証明書であり、公的な身分証明書としては使用できないのです。

また、クレジットカードの申し込みにあたっては、引き落とし口座が必ず必要となります。もし自分の口座を持っていない場合には、申し込みの前に金融機関口座を作っておきましょう。

クレジットカードに申し込む

カードを決めて必要な書類を用意したら、いよいよ申し込みです。

申し込みにはWEB、郵送、店頭窓口など様々な方法があります。 現在はWEBからの申し込みが主流となっていますが、即日発行してほしい場合には店頭で申し込むという方法もありです。

たとえばエポスカードは、マルイ店舗内のエポスカードセンターで申し込めば、最短30分でカードが発行されます。

申し込み後になるべく早くカード番号を発行してほしい人は、デジタルカードが発行できるカードを選ぶことをおすすめします。

カードの受け取り方法なども確認した上で、申し込み方法を決めると良いでしょう。

審査の結果を待つ

申し込んだら、本人確認書類の提出などカード会社の指示に従って手続きを進め、審査の結果を待ちます。

審査を通過すれば、メールまたは電話で連絡がきます。

即日発行できるカードなら、最短5分程度で連絡が来ることもあります。

クレジットカードを受け取る

審査を通過したら、カードの受け取りです。

通常の流れですと、1週間程度で自宅にカードが郵送されてくるでしょう。

デジタルカードを選択した場合は、公式アプリに番号が発行されます。番号があればネットショッピングなどにすぐ利用できますし、Google PayやApple Payと紐付けて街のお店で使うことも可能です。

学生がクレジットカードを利用するときに注意してほしいこと

クレジットカードを利用するときは以下のことに注意してください。

友達や家族にクレジットカードを貸さない

クレジットカードには必ず名義人の名前が記載されており、名義人以外は利用できないことになっています。

これは、クレジットカードの利用規約に明記されており、名義人以外の人が使うことは規約違反となりますので注意してください。

友達はもちろん、家族に貸すこともNGです。

返済できる範囲内で利用する

クレジットカードは、利用者とカード会社の信用の上に成り立っているサービスで、カード会社が買い物代金を立て替え払いしてくれているのです。

使ったお金は必ず後日支払わなければならず、実質借金と同じようなものです。

ですので、利用可能枠の額にかかわらず、無理のない範囲で利用しましょう。

利用明細はその都度確認する

クレジットカードを使ったら、不正利用を防ぐために、利用明細をこまめに確認することをおすすめします。

リアルタイムで明細を確認できる公式アプリなどを活用し、身に覚えのない利用がないかチェックしておくことがとても大切です。

不正利用されたとしても、すぐにカード会社に連絡をし調べてもらえれば、その代金は返還されることがほとんどです。

しかし、補償には期限があるので、期限を過ぎてからカード会社に申告をしても補償されない場合がありますので注意してください。

被害に合わないためにも、利用明細はこまめにチェックしておくと安心です。

安易にリボ払いを使わない

リボ払いにすると毎月の支払い額が一定になるので便利ではあるのですが、高い手数料がかかり、残高がある限り支払いが続きます。

一般的に利払いの手数料は15.0%〜18.0%程度であり、日割計算するとはいえ、利用残高に対してこれだけの手数料率がかかります。

使えば使うほどいつまでたっても支払いが終わらない状況に陥り、返済が苦しくなってしまう人もいます。

どうしても一括払いが厳しい時に、一時的に利用するのは問題ありませんが、手数料や残高等をきちんと確認をして返済計画を立ててから利用するようにしてください。

支払いが遅延しないように気をつける

クレジットカードの支払い日を1日でも過ぎてしまうと、遅延損害金がかかります。商品やサービスの代金以外に支払う利息のようなものです。

支払い額が増えることも問題ですし、一定期間を過ぎても返済がないと、信用情報に傷がついてしまいます。

一度金融事故として登録されてしまうと、記録が消えるまでに5年ほど時間がかかってしまいます。

信用情報に傷が付くと、新しくクレジットカードを作ったりローンを組んだりすることが難しくなるため、支払いは遅延しないように気をつけてください。

紛失や盗難に気をつける

なくしたり盗まれたりしないよう、クレジットのカードは厳重にしておきましょう。

人に貸してはいけませんし、安易に人目につくところに置いておくことのないように気をつけます。

学生のクレジットカードの作り方!初めての申し込みでも迷わずにすむクレジットカード申し込みの流れ

初めてクレジットカードを作る学生の方向けに、ここからはクレジットカードを申し込みしてからクレジットカードを受け取るまでの流れを確認していきましょう。クレジットカードの作り方の流れはこちらとなります。

  • ①申し込みするクレジットカードを選ぶ
  • ②WEBで必要事項を入力し申し込む
  • ③カード会社による審査が行われる
  • ④クレジットカードを受け取る

順に詳しく解説していきましょう。

①申し込みするクレジットカードを選ぶ

申し込むクレジットカードは、学生の方なら学生向けクレジットカードを選ぶようにしましょう。学生向けクレジットカードは学生の為に作られたクレジットカードですから、学生向け特典が豊富な上に一般カードよりも審査の間口が広い傾向にあります。

また、在学中は年会費無料など通常のクレジットカードに比べてサービス内容や付帯特典が充実しています。クレジットカードを選ぶ時にも付帯特典や年会費だけでなく申し込み資格も確認しておきましょう。

②WEBで必要事項を入力してクレジットカードに申し込む

クレジットカードは主に4つの申し込み方法がありますが、これら4つの申し込み方法の中でもスピーディーに対応してもらえるWEB申し込みがスマートでおすすめです。

  • WEB
  • 郵送
  • 電話
  • 店頭窓口

クレジットカードの申し込みにはこれらの情報が必要で、それに加えて本人確認書類として運転免許証や保険証などの提示も必要となります。

  • 氏名
  • 生年月日
  • 電話番号
  • 住所
  • 勤務先会社名
  • 年収金額
  • 引き落とし支払い口座情報

学生の方の場合、勤務先会社名などを入力する属性欄は「学生」を選択すればOKです。申し込み情報を送信前に入力漏れや入力ミスがないかをチェックしてから送信しましょう。

入力漏れや入力ミスがあると審査に時間がかかってしまったり、最悪の場合審査落ちしてしまうケースもありますので、入力ミスがないよう送信前に入力した情報を確認することをおすすめします。本人確認書類としては主にこれらが該当します。

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証
  • マイナンバーカードなど

引き落とし支払い口座情報と一緒に事前に準備にしておくとスムーズです。

③カード会社による審査が行われる

クレジットカードを発行する為にはカード会社の審査に通る必要があります。これはクレジットカードが「後払い」の仕組みを取っている為です。

クレジットカード所有者がお店でクレジットカードを利用すると、カード会社は一旦その代金を一時的に立て替えてくれます。

そして後日その立て替えたお金をクレジットカード契約者本人に請求する仕組みとなっている為、立て替えたお金をきちんと返済して貰えるのかどうかカード会社は審査を行って返済能力をチェックしているのです。

学生の方は本業が勉強ですから安定した収入の面において一般の方よりもかなり緩い目線で審査を行います。そのため学生の方に対しては利用限度額も低めに設定されているのです。

④クレジットカードを受け取る

クレジットカードの審査に通過してカードが発行されたら、いよいよクレジットカードの受け取りです。クレジットカードの受け取り方法は主にこれら2つです。

  • 自宅に郵送
  • 店頭で受け取り

一般的には自宅への郵送が主流で、初めてのクレジットカードは本人限定受取郵便で発送されます。本人受け取り郵便はカード受け取り時に本人確認として運転免許証やマイナンバーカードなど写真付き公的証明書が必要となり、本人以外のご家族の方が代わりに受け取ることはできません。

本人不在時は再配達となります。カード会社は本人確認だけでなく、申し込みした本人が申請した住所に本当に住んでいるかもあわせて確認をしているのです。

従って本人確認書類の住所と実際に住んでいる住所が異なる場合は、申し込みの時に補完書類として実際に住んでいる住所が確認できるもの(公共料金の領収書など)の提出が必要となります。

ただし、2枚目以降の有効期限到来時のカード更新によるカード郵送は、本人原点受け取り郵便ではなく簡易書留で郵送されるケースがほとんです。簡易書留で郵送された場合は本人が不在でも家族が代わりに受け取ることが可能となります。

学生におすすめのクレジットカードに関するよくある質問とその回答(Q&A)

これから初めてクレジットカードを作る学生の方へ、よくある疑問や質問、その回答についてまとめました。

学生向けのクレジットカードとはどのようなものですか?

学生向けのクレジットカードとは、申し込める条件が学生に限定されているカードのことです。

申し込み条件が「18歳以上」となっていることがほとんどで、一般的には高校を卒業していれば申し込みが可能です。

中には、18歳になっていれば、高校生でも申し込めるカードもあります。

学生が利用しやすい特典が付いていたり、学生向けの割引やポイントアップなどの優待が受けられたりと、 一般のカードよりもお得に利用できます。

学生におすすめのクレジットカードはどんなカードですか?

学生の場合、アルバイトをしていたとしても収入はそれほど高くないので、カードを選ぶときは以下の点に着目して選びましょう。

  • 年会費が無料であること
  • ポイント還元率が高いこと
  • 学生向けのサービスや特典があること
  • 審査が早いカード

収入が高くないのにクレジットカードに維持費をかけるのはもったいないです。ですので、年会費は無料のカードを選んでください。

また、同じ金額を使うならポイント還元率が高いものを選んだ方がお得になります。

その際は、ポイント還元率だけを比較するのではなく、普段自分がよく使うお店でポイントアップするカードを選ぶとさらにお得になります。

今回ご紹介しているカードは、すべて年会費無料で使えるカードです。また、特定のお店で使うとポイントアップするなど学生に使いやすいカードばかりですので、ライフスタイルに合ったカードを選んでください。

クレジットカードは何歳から作れますか?

申し込みが可能な年齢はカード会社の規定によって違いますが、「18歳以上」としているカードが多いです。

特に学生専用のカードは、18歳から申し込みが出来るようになっています。成人年齢が引き下げられたことにより、18歳になっていれば親の同意なしにクレジットカードに申し込むことができます。

ただし、学校の種類が限定されていたり、高校生は不可となっているカードが多いので申し込み条件は事前によく確認しましょう。

クレジットカードを作るのにお金はかかりますか?

年会費無料のクレジットカードを選べば、申し込みの時にお金がかかることはありません。

発行手数料がかかるクレジットカードもほぼないので、入会時に費用がかかることはまずないでしょう。

大学生で収入がなくてもクレジットカードは作れますか?

アルバイトをしてなくて収入がまったくなくても、学生の方はクレジットカードを作ることができます。

カード会社は勉強が本業の学生の方に安定した収入を求めておらず、返済能力が必要な部分を極限まで抑えた審査基準で学生の方にはクレジットカードを発行するからです。

利用可能額も学生の方の場合、低めに設定されます。カード会社は将来有望な顧客をなるべく多く囲いたい為、学生の方に対する審査ハードルを下げているのです。

ただし、ゴールドカードなど年会費が高い上級カードや審査ハードルが高いクレジットカードの場合、学生の方では審査に通りません。学生専用のクレジットカードに申し込むようにしましょう。

学生でクレジットカードの審査に落ちる原因は?

クレジットカードによっては学生が申し込めないタイプがあります。申し込み条件を確認して学生の申し込みが可能なクレジットカードを選べば問題ないでしょう。

ただし、学生の方でも過去に支払いを延滞しているなど信用情報にキズがついているとクレジットカードの審査に通りません。

学生の方で信用情報にキズがついているケースとしてはスマートフォンの支払いが遅延していることがあげられます。スマートフォンを分割で購入した場合、支払いが遅延しないよう十分に注意しましょう。

金融事故の記録はどこに保管されていますか?永遠に消えませんか?

金融事故の記録は「信用情報機関」に登録されています。

クレジットカード会社や銀行など、金融商品を扱う企業が、法律の範囲内で金融事故をはじめとした記録を登録する場所です。

信用情報機関には過去の金融事故情報が登録されていますが、永遠に残されているわけではありません。事故の重大性にもよりますが、事故問題が解決すれば数ヶ月で消える情報もあります。最長期間は自己破産の10年です。

とはいえ、信用情報機関に事故情報が残っていると、クレジットカードの審査に悪影響が出ます。将来的には住宅ローンやカーローンに関わる可能性も否定できません。金融事故は起こさないことが一番です。

高校生でもクレジットカードが作れますか?

原則、高校生の方はクレジットカードを作れません。

各種クレジットカードでは申し込み資格を「18歳以上(ただし高校生は除く)」といった記載をしています。本人名義、家族カードにかかわらず、この規定は適用されます。

ただし例外として、長期間海外に留学する場合、15歳~18歳の方に家族カードが発行できるクレジットカードがあります。用途は留学中の生活費などに限られ、留学を終えて帰国した後は使えません。

なお、高校に通っておらず、社会人になっていれば18歳でクレジットカードが作れます。クレジットカードは社会的信用が重視されるという証明であり、高校生ではまだその信用が担保できないということでしょう。

奨学金を借りていてもクレジットカードを作れますか?

奨学金がクレジットカードの審査に影響を与えることは原則ありません。奨学金は経済力の有無が学業に影響しないよう作られた制度で、クレジットカードの審査に奨学金が影響することはありません。

ただし、奨学金を3ヶ月以上滞納してしまうと、信用情報にキズがつきカード会社からの信頼が落ちてしまう為、審査に通りにくくなってします。延滞には注意しましょう。

学生時代に作ったクレジットカードは社会人になっても使えますか?

クレジットカード会社側が規定を設けていない限り、学生時代に作ったクレジットカードは社会人になっても継続利用が可能です。

ただし、カードの種類によっては卒業すると学生向け特典がなくなったり、無料だった年会費が有料になるクレジットカードもありますから、卒業後の条件も確認しておくのがベストです。

また、社会人になってしばらくすると、クレジットカードについている付帯サービスや付帯保険も社会人に相応しいワンランク上の上級カードを手に入れたいと思う方もいらっしゃると思います。

特に学生時代から良好なクレジットヒストリー(クレジットカード利用履歴)を作っておくと、カード会社からの信用が積みあがってますので上級カードの審査に通りやすくなります。

将来審査ハードルが高いクレジットカードを持ちたいと思っている学生の方こそ、学生のうちから適度にクレジットカードを利用して良好なクレヒスを作っておくのがおすすめです。

学生がクレジットカードを作ると利用限度額が低いのはなぜですか?

学生はアルバイトをしていたとしても、収入はそれほどありませんので、支払い能力に応じて利用可能枠も低めに設定されているのです。

一般的に学生用のカードは30万円程度までしか利用できませんし、初めての申し込みですと10万円程度に抑えられています。

限度額以上の買い物をしたいときはどうすればいい?

海外旅行に行くなど、利用可能枠を増やして欲しいときは、カード会社に相談すると一時的に枠を増やしてもらえることがあります。

どんなお店でもクレジットカードで支払いができますか?

クレジットカードで支払えるお店は「加盟店」と呼ばれるお店に限ります。クレジットカード会社と契約し、クレジットカード払いを受け付けているお店のことです。

また、加盟店はクレジットカードの決済ブランドによって異なります。クレジットカードについているマークを見て確認してみてください。これらがクレジットカードのおもな決済ブランドです。

  • VISA
  • JCB
  • MasterCard
  • American Express
  • Diners Club
  • 銀聯
  • Discover

上記のブランドのマークがついたクレジットカードは、そのクレジットカード会社の加盟店で利用できます。お店の入口などに使えるブランドが表示されていますので、入店の時に確認してみましょう。

クレジットカードの支払い方法を教えてください

クレジットカードは1ヶ月1度、使った分の金額をクレジットカード会社に支払いますが、分割払いなど1回払い以外の支払い方法もあります。

【1回払い】
・利用料金を一括で支払う
・手数料は無料
【2回払い】
・利用料金を2ヶ月に分けて支払う
※クレジットカード会社によっては2回払いがないこともある
・手数料は無料
【分割払い】
・利用料金を任意の回数に分けて支払う
・手数料がかかり返済回数が多くなるほど手数料が上がる
【ボーナス払い】
・利用料金を夏、または冬のボーナスで一括払いする
・手数料は無料
【リボルビング払い】
・利用料金にかかわらず、毎月一定の金額を支払う
・利用残高に対して手数料がかかる

1回払い、2回払い、ボーナス払いは手数料がかかりません。分割払いやリボルビング払いは手数料が発生します。

手数料は利用料金が高額だったり、支払期間が長いほど高くなる傾向です。手数料分も合わせた返済金額を考え、しっかりとした計画を立てて利用しましょう。

もし支払いができない時はどうすればいいですか?

何らかの事情で規定の日に支払いができない場合には、支払い日の前に必ずクレジットカード会社に連絡しましょう。

支払い遅れは金融事故のひとつですが、クレジットカード会社への事前連絡があるかどうかで印象がずいぶん変わります。無断で遅れた場合は信用情報が失墜しかねません。

あまりにも返済遅れが続くと自宅に督促状や確認の書類が届くことがあります。もしもそのような書類が届いたら、支払える・支払えないにかかわらず、すぐにクレジットカード会社に連絡を入れてください。

支払えなくても連絡は重要です。支払えない理由を説明し、これからどうするべきかを相談してみることをおすすめします。

また、支払いが厳しい場合、収入や状況に応じた支払い方法をアドバイスしてくれることもあります。学生でも支払いの責任や信用情報を軽視せず、支払いに対して真摯な態度を取りましょう。

利用限度額の「ショッピング枠」「キャッシング枠」とは?

利用限度額は「ショッピング枠」と「キャッシング枠」に分かれています。利用限度額の中で買い物(公共料金などの支払いも含む)ができる上限金額、現金を借りられる上限金額です。

キャッシング枠はショッピング枠の中に含まれています。例えば利用限度額が100万円のクレジットカードで30万円のキャッシングをすると、ショッピング枠は70万円になるということです。

ただし、キャッシング枠はキャッシング機能がついたクレジットカードのみで使われます。もともとキャッシングができないクレジットカードにキャッシング枠はありません。

なお、申込時にキャッシング枠を「0円」にすると、キャッシングができない状態になります。

クレジットカードとデビットカードの違いは?

クレジットカードと似たものにデビットカードがありますが、実際、このふたつには大きな違いがあります。

  • 利用した直後に銀行口座から料金が引き落とされる
  • 高校生でも発行できる
  • 審査なしで発行できる
  • 支払い方法は即時1回払いのみ
    • デビットカードの特徴としてはこれらがあげられ、デビットカードは高校生の方でも所有ができます。クレジットカードと異なり、使った直後に銀行口座から料金が引き落とされるため、利用ごとに支払うシステムです。

      ただし、銀行口座にある金額以上の買い物ができません。分割払いも不可能です。クレジットカードのように「手持ちがないからとりあえずカードで」「3回払いで」といった使い方ができない点には注意しましょう。

      学生がクレジットカードを使う際、注意点はありますか?

      学生がクレジットカードを初めて使うときは、以下の点に注意してください。

      • 自分以外の人にカードを使わせない
      • 利用明細はこまめに確認する
      • 計画的に利用する
      • 安易にリボ払いを使わない

      カードは、名義人しか利用することができません。家族であっても貸し借りをしてはいけないものなので、自分以外の人に使わせないようにしましょう。

      また、手持ちの現金がなくても買い物ができるのがクレジットカードの大きなメリットではありますが、立て替え払いしてもらったお金は必ず返済しなくてはなりません。

      支払い日に残高が不足しないよう、今いくら使っているのかを意識しながら、返済できる範囲内で利用するようにしましょう。

      滞納を繰り返すと信用情報に傷がつき、新たなクレジットカードが作れなくなったりローンを組めなくなったりすることがあります。

      学生がクレジットカード発行の際に準備するものは?

      クレジットカードに申し込む際には、本人確認書類と金融機関口座が必要となります。

      【本人確認書類の例】

      • 運転免許証
      • マイナンバーカード
      • パスポート(住所の記載があるもの)
      • 在留カード

      など。

      基本的には写真付きの公的な身分証明書があればOKです。

      なお、学生証は身分証明書として認められないので、注意してください。

      健康保険証や住民票の写しなども本人確認書類として使用できますが、2点必要となることがあります。カード会社によって必要となるものは違いますから、事前に確認しておきましょう。

      学生でクレジットカードは何枚まで作れますか?

      クレジットカードを持てる枚数に制限はありません。10枚でも20枚でも、審査に通れば発行してもらえます。

      ただし、一度に複数のカードに申し込むことは避けましょう。「申し込みブラック」になってしまい、審査に落ちる可能性が高いです。

      複数持ちたい場合は、1枚作ってしばらく利用して実績を積み、半年以上経ってから次のカードに申し込むことをおすすめします。

      その際、滞納するなどの問題を起こしていないことが条件であることはいうまでもありません。

      制限がないとはいえ、あまりたくさん作りすぎると支払日の管理なども煩雑となり、かえって面倒です。2〜3枚にとどめておいた方が良いでしょう。

      学生がクレジットカードを持つデメリットはありますか?

      クレジットカードを持っていること自体はなんらデメリットにはなりませんが、無計画に使ったり、リボ払いを多用すると、支払いができなくなる可能性がありますので注意してください。

      学生で収入が0円でもクレジットカードは作れますか?

      学生用のカードは審査がそれほど厳しくないのが特徴です。アルバイトをしていない人もいますので、収入の高さは特に重視されていません。

      将来社会人になったときに、そのままカードを使い続けてもらうことを目的として間口を広くしていますので、審査も柔軟です。

      「学生専用」などと明記されているカードなら、収入がなくても審査通過の可能性は非常に高いです。

      学生におすすめのクレジットカードは目的別に選ぶのがベストです

      高校を卒業すれば学生でもクレジットカードを持つことができます。最近は学生向けのクレジットカードも増えていますので、ぜひチェックしてみてください。

      クレジットカードは適切な使い方をすれば便利であり、将来の信用を積み重ねられるのもクレジットカードの特徴です。しっかりとした利用計画を立てながら、適切な使い方をしていきましょう。

      学生におすすめのクレジットカードと一言に言っても、その種類は様々です。その中から、あなたの目的に沿うものを選んでください。

      将来性&還元率、特典と付帯保険、機能の4つの基準に沿って学生におすすめのクレジットカードをご紹介しました。いずれも学生向けに申し込みやすく使いやすいものばかりです。

      特に学生限定のサービスは、学生時代しか利用できない若さの特権です。ぜひ学生の間にメリットを味わい尽くしてください。