審査が甘い・緩いクレジットカードはどれ?通りやすくする選び方

普段のお買い物に使えるだけではなく、お金がない時の緊急手段としてや、水道光熱費や家賃支払いの引き落とし手段としてなど…クレジットカードには様々な使い道があります。ポイントが貯まる点も嬉しいですね。

ただしクレジットカードは誰でも持てるわけではありません。クレジットカード審査を受け、通った人にのみ持つことが許されています。

クレジットカードに申し込むと、どのような審査が行われるのでしょうか。本記事では、クレジットカード審査の内容や通りやすい・通りにくい人の特徴、比較的審査に通りやすいとされているクレジットカードについてご紹介していきます。

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クレジットカードにも種類がある。クレカの種類や内容をチェック

単に「クレジットカード」と言っても、発行元やサポート内容などによって種類が異なります。もちろん審査甘いかどうかも、クレジットカードの種類によって異なるため、それぞれの特徴をまず見ていきましょう。

銀行系は安全性重視の人におすすめ

銀行系のクレジットカードは、文字通り銀行やその銀行のグループ企業が発行しているクレジットカードのことです。

発行元となる金融機関が銀行ということで、信頼性が高い点が特徴です。大切なお金を動かすわけですから、安全性やバックグラウンドの安心感を重視する人に向いていると言えるでしょう。

現在では、三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行などがクレジットカードを発行しています。他にも、各地域に密着した地方銀行からも多数のクレジットカードが発行されているためぜひチェックしてみてください。

ちなみに銀行系のクレジットカードを使用すると、提携金融機関を利用する場合に各種手数料がお得になるなどのメリットもあります。

以下の点も銀行系クレジットカードのメリットです。

  • 引き落とし口座をクレジットカードと同じ銀行にすることでATM手数料が無料になる場合がある
  • ステータスが高く信頼度がアップする
  • 強固なセキュリティ
  • 住宅ローンなどの審査に通りやすくなる可能性がある
  • キャッシュカードと一体型にすれば持ち歩くカードの数が減る

どのタイプのクレジットカードも、スキミングやなりすましといった不正利用に対する対策には力を入れています。銀行系クレジットカードにはキャッシングカードと一体化しているものもあり、より万全な不正利用対策が必要とされます。

銀行系クレジットカードは強固なセキュリティ対策により、安心して使用できるでしょう。

三菱UFJニコスカードは24時間365日AIと人によるモニタリングを実施しています。カード情報は表面ではなく裏面に記載。周りから盗み見されるリスクも減ります。

また、携帯するカードは少ない方がお財布の整理もしやすいものです。ただし、クレジットカードとキャッシュカードが一緒になっているものは盗難などにあった場合、被害が広がってしまうリスクがあります。

カードが使えないだけでなく、キャッシュカードを使ってATMでお金を引き出すこともできません。失くしたり、スリにあったりしないよう注意が必要です。

また、銀行系クレジットカードはポイントの基本還元率が低い傾向にあります。一般的にクレジットカードのポイントの基本還元率は0.5%です。

銀行系クレジットカードも0.5%であることが多いのですが、流通系クレジットカードなどは基本還元率が1%というケースもあり、効率的にポイントを貯めやすいのです。

ポイントは支払いに充てられるなど便利な使い道であることも多いので、たくさん貯められる方がメリットは多いもの。ポイントを重視する場合は、流通系クレジットカードなども検討した方がよいかもしれません。

銀行クレジットカードの中には、基本還元率が低くてもボーナスポイントなどをもらえるポイントシステムを採用しているケースもあります。

りそな銀行クレジットカードでは、年間50万円以上の利用で最大3,000ポイントなどのボーナスポイント加算システムがあります。また、三井住友カードは対象店舗での利用で最大7%など、ポイント還元率がアップします。

審査に通りにくいと言われている点も銀行系クレジットカードのデメリットの一つです。そうは言っても明確な審査基準が公表されているわけではありません。

信用情報にネガティブな情報がなく、収入が安定しているなど支払い能力に問題がないと判断されれば審査は通る可能性は高いです。

銀行系クレジットカードといっても、銀行の口座を持っていなくても申し込み可能なケースは多いです。ただし、銀行口座を持っていれば、口座残高もクレジットカードの利用代金もまとめて確認できるなどのメリットもあります。

流通系はスーパー・デパートなどが発行

流通系クレジットカードは、デパートや量販店、スーパーなどの流通系企業・グループが発行しているクレジットカードのことです。

大きなメリットは日常生活で利用する機会が多く、店舗ごとのポイントを溜めやすい点です。例えば普段からよく利用しているスーパーでクレジットカードを作れば、スーパーでのお買い物の際にクレジットカード払いにすることで、ポイントが多く付与されます。

流通企業大手のイオングループが発行する「イオンカード」が例に挙げられます。もちろんイオンだけではなく、様々な地元中小企業でも、流通系のクレジットカードを発行していることが多くあります。

流通系クレジットカードは年会費が無料であることが多いのも特徴の一つです。より多くの人にクレジットカードを作ってもらい買い物やサービスに利用してもらいたいと考えているからです。

そのため、特典が豊富なカードが少なくありません。ポイント還元率が高い、もしくは対象店舗での利用でポイント還元率が高くなるなど、ポイントを貯めやすいカードも多いです。

セブンカードプラスはセブン-イレブンでの支払いで最大10%還元です。

スーパーなどで買い物をする主婦層、デパートなどで買い物をする若年層、学生をターゲットにしていることもあり、専業主婦や学生でも申し込みできるカードが多いのも流通系クレジットカードの特徴です。

即日発行可能なカードも多く、店舗で申し込めばその日にカードを使用できることもあります。

エポスカードは店頭で申し込みができ、最短で即日リアルカードが発行可能です。また、イオンカードセレクトは店頭での申し込みで仮カードを発行してもらうこともできます。

ポイントも貯まりやすく、特典や割引も多い流通系クレジットカードですが、対象が決まっていることも少なくありません。自分がよく利用する店舗でお得になるカードを選ぶとよりたくさんのポイントを貯められるでしょう。

また、一般カードの場合、空港ラウンジのサービスやホテルの割引などラグジュアリーな特典やサービスは少ない傾向にあります。その分、審査は通りやすい可能性はありますが、よりステータスの高さを求めるならゴールドやプラチナなどグレードの高いカードを選ぶ必要があります。

信販系はサポート・特典が充実

信販系クレジットカードは、もともと古くからクレジットカードを発行してきた「割賦払い」「リース」「ローン」を取り扱っている、信用販売(信販)会社が発行している者です。

日本でも長年にわたってクレジットカード事業を手掛けてきたこともあり、いわば老舗と言える存在です。特典の多さやレベルの高さ、サポート対応の手厚さなどに信頼を置けるクレジットカードでしょう。

例を挙げると、楽天グループが発行している「楽天カード」などが信販系クレジットカードに分類されます。信販系クレジットカードはトラブル時のサポート体制も充実しており、長く使い続けていく上でも安心感があります。

信販系クレジットカードのサポートや特典はさまざまです。

楽天カードは基本還元率が1.0%と高く、楽天グループでの利用でポイント還元率が高くなるのもメリットです。JCBカードWは常にポイントが2倍など高還率のほか、使い過ぎ防止機能やナンバーレスカードの発行、最短5分でカードが使用できるなど多彩なサービスを兼ね揃えています。

優待サービスや割引などが豊富なカードも少なくありません。

セゾンカードインターナショナルは海外・国内旅行ツアー申し込みでJALポイントが付与されたり、旅先でのアクティビティが割引になったり、レストランでの食事割引特典があったり、お得な特典が満載です。

消費者金融系はカードローン会社が発行

消費者金融は本来カードローン商品を取り扱っている会社ですが、クレジットカードの発行も行っているケースがあります。

カードローン会社が発行・運用しているということで、ショッピング枠以外にもキャッシング枠に柔軟な審査を行っている点が特徴です。

また、普段からカードローン審査で多くの申込者の返済能力を審査していることから、申し込みから審査・契約までのスピード感もメリットの一つと言えるでしょう。

例を挙げると、カードローン会社のアコムが発行している「アコムACマスターカード」などが挙げられます。

消費者金融系クレジットカードは年会費無料、即日発行が可能なケースが多いといったことのほか、借入可能額が高いことが多いです。

クレジットカード機能とカードローン機能が一体化したケースが多く、プロミスVisaカードの場合、借入用で融資可能額は500万円までなど高額な借入をしたい場合におすすめです。

クレジットカードの利用代金だけでなくカードローンの返済分でポイントを貯めることができ、またポイントを返済に充てられるケースもあります。

消費者金融系クレジットカードの場合、国内・海外旅行傷害保険やお店での優待サービスは期待できないことが多いです。付帯保険や特典、割引などが充実している方がよい人は特典が充実しているクレジットカードもあわせて持つのもおすすめです。

交通系は電車や飛行機を使う人におすすめ

交通系クレジットカードは、鉄道会社や航空会社など、公共交通機関などが発行しているクレジットカードのことです。

鉄道会社発行のカードにはIC乗車券機能が、航空会社発行のカードには旅行損害保険などが付いているなど、普段から交通機関を多く使う人に嬉しい機能が多く搭載されているのが特徴です。

例えば電車を使う人に馴染みのある「Suica」や、飛行機を使う人がよく使う「JAL」などがクレジットカードを発行しています。

JRE CARDオートチャージ、モバイルSuicaへのチャージで1.5%還元。駅ビルの優待店でJREポイント最大3.5%還元
ビューカードモバイルSuicaへのチャージでポイント1.5%還元。モバイルSuicaで定期券購入で5%還元
JALカードSuica貯めたマイルは飛行機、電車、バスに使用できる。機内販売割引、国内空港店舗や空港免税店で割引

交通系クレジットカードは定期券を購入する際にポイントが貯まる、ICカードにチャージをしてポイント還元率が高くなるなどの点がメリットです。店舗での買い物やサービスの利用でもポイントは付与されますが、対象店舗が駅中の店舗など限定的であることも少なくありません。

いろいろな店舗でポイントを貯めたいなら、流通系やネット系などポイントが貯まりやすいクレジットカードとの併用がおすすめです。

ネット系はネットショッピングを利用する人向け

ネット系クレジットカードは、大手ネットショッピングサイトから発行されているクレジットカードのことです。

ショッピングサイト内の商品購入の際に、カードを使うことでポイント還元や送料無料、割引などの様々なメリットが得られます。

普段からネットショッピングを多く利用する人には向いているでしょう。例を挙げると、「Yahoo!」などから発行されているクレジットカードがあります。

PayPayカードの基本還元率は1.0%でYahoo!ショッピングで支払をすればさらにポイント還元率がアップします。Amazon MastercardはAmazon.co.jpでの買い物でポイント1.5%還元です。

ネット系クレジットカードは発行までのスピードが早いものが多いのも特徴です。

オンライン上でクレジットカードを使用する際は、個人情報の盗用に注意が必要です。セキュリティがしっかりしているカードを選ぶこと、またオンラインショッピングは信頼できるWebサイトを利用することが必要です。

石油系はガソリンの給油量が多い人におすすめ

ガソリンスタンドを経営する会社が発行するのが、石油系クレジットカードです。

特に車を使う人でガソリンの給油量が多い場合は、石油系のクレジットカードをサブカードとして持つのもおすすめです。貯めたいポイントやよく行く特定のガソリンスタンドに合わせて選ぶとお得になることが多いです。

ENEOSカード Cはガソリン・経由は最大7円/L引き。ENEOSカード Pはポイント還元最大3%です。コスモ・ザ・カードオーパスはETCカードの利用でWAON POINTが3倍になるといった特典があります。

ただし、年会費がかかることも多いので、損をしないかどうかを確認してから選ぶとよいでしょう。

審査に通りやすいクレジットカードの特徴

審査が甘いクレジットカードというのは厳密には存在しませんが、比較的審査通過の可能性が高く期待できる会社はあります。

初めてクレジットカードを作りたいと思っている人や、審査落ちを避けたい人におすすめの、審査に通りやすいとされているカードには以下のような特徴があります。

申込条件として収入を記載していない

クレジットカードを申し込むための情報として、どの会社も申込条件を記載しています。例えば年齢や、必要書類を用意できるか否かといった点です。

その中で収入に関する情報を申込条件として記載していないクレジットカードであれば、比較的審査に通る可能性が期待できるでしょう。

グレードの高いクレジットカード会社や、審査を慎重に行いたいクレジットカード会社は、申込条件にあらかじめ収入に関する記載をすることがあります。

もし申込条件に収入に関する記載がないなら、収入が低いアルバイトやパート・派遣・契約社員の人にも審査通過の可能性が期待できます。

もともとクレジットカードは「後払い」であり「借金」ではないため、収入ばかりに着目されることは少ないですが、中には収入によって本人の経済状況を慎重に判断するクレジットカード会社も存在します。

即日発行が可能と記載されている

クレジットカードの発行日数は各会社によって異なりますが、中には「即日発行可能」と記載されているケースもあります。

もちろん「可能」であるだけであり、実際に即日発行が可能なわけではありませんが、審査がスムーズに進む体制が整っているということは、どんな人でも簡単に審査を受けられるということになります。

また、「即日発行」という言葉を使うからには、すぐにカードを使いたい人向けのサポート体制が整えられているということにもつながります。

審査時間の短縮化には、自動でシステム化された方法を使うことも多々あります。そのため個人個人の情報を詳しいところまで深堀りしない可能性がある、という点も「即日発行」が審査のハードルを下げる理由の一つとして考えられます。

消費者金融系・流通系は審査通過が期待しやすい

前述で挙げたクレジットカードの中では、消費者金融系と流通系が最も審査通過の可能性が期待できます。

消費者金融系は審査基準が独自のものになっており、流通形は顧客獲得のために審査の間口が広い傾向があります。そのため、クレジットカードで審査甘い会社を探すなら、まずはこの2種類から候補を絞るのがおすすめです。

消費者金融系のクレジットカードは、もともとお金に困っている人向けのカードローン会社が審査を行っているため、審査がスムーズです。流通系クレジットカードの目的は、ポイントの付与やリピーター獲得のためのものですから、可能なら一人でも多くの申込者に契約まで結びついてもらいたいでしょう。

ただし、消費者金融系のクレジットカードは「本人に安定した収入があること」が申込条件となっているケースがあります。そのため、収入のない専業主婦(主夫)や学生は審査に通らない可能性があります。審査に通過するには、パートやアルバイトなどを始めましょう。

銀行系クレジットカードの審査は厳しめと言われているのは、ステータス性の高さが特徴で、年収や借入状況などのほか、勤務先や勤続年数、家族構成などに関しても重要視されると考えられるからです。

しかし、銀行系クレジットカードの審査でも、年収が低いからといった理由だけで審査に落ちることはありません。他社からの借入があっても年収とのバランスにおいて十分支払いが可能な金額であれば問題ありません。

また、専業主婦(主夫)でも配偶者に安定した収入があれば申し込みが可能な銀行系クレジットカードは多く、審査通過できる可能性はあります。

年会費が無料のクレジットカード

年会費が無料のクレジットカードがすべて甘い審査をするわけではありませんが、年会費が有料のクレジットカードより無料のクレジットカードの方が、審査通過できる可能性は高いです。

年会費が有料のクレジットカードは次のようなメリットがあります。

  • 利用可能金額の上限が高い
  • 旅行付帯保険などの補償が手厚い
  • 空港ラウンジが利用できるなどサービスや特典が充実している

上記のようなサービスを提供するには利用者の信頼性が重要です。特に支払い能力に関する信用がなければ高額な利用可能額のクレジットカードは提供できません。

そのため、有料でより高い年会費のクレジットカードは審査も慎重になります。

一方、無料のクレジットカードは高額な利用可能限度額や付帯サービスの補償などは、有料のものほど優遇されていませんが、特別年収が高くなくても審査通過はしやすくなります。

年会費が無料のクレジットカードには主に以下のような種類があります。

条件クリアで年会費無料年1回以上の利用、1年間で100万円以上の利用など条件をクリアすると年会費が無料
初年度のみ無料入会して1年間は無料で翌年から有料
永年無料件などがなしでずっと年会費が無料

条件付きで年会費が無料になるクレジットカードは、条件の内容を確認するようにしましょう。

利用可能限度額が低い方が審査に通りやすくなる

クレジットカードには利用可能な上限金額が設定されています。上限金額はカード会社や審査などによって異なりますが、上限金額が低い方が返済しやすくなるため、審査も通過しやすいと考えられます。

例えば学生専用のクレジットカードや使用できる店舗が決まっているなど条件がある場合、利用できる金額の上限が低いことがあります。

クレジットカードのグレードが高くなるほど利用できる金額が大きくなるのが一般的です。審査通過しやすいカードを選ぶならゴールドやプラチナではなく、一般カードを選ぶとよいでしょう。

また、収入が少ない場合は、利用可能枠が30万円以内のクレジットカードを選ぶと審査通過の可能性が高くなります。なぜなら、利用可能枠が30万円以内のカードは、支払可能見込額の調査が免除されるからです。

カードローンなど貸金業からの借入は、貸金業法の総量規制によって年収の3分の1を超える借入はできないというルールがあります。一方、クレジットカードは割賦販売法という法律によって定められたルールに従い、カードの審査や契約をしなければなりません。

その中で、クレジットの審査では支払可能見込額の調査が義務づけられています。

「支払可能見込額」とは、利用者が日常の生活を維持しながら、持続的に支払うことができると見込まれる1年間当たりの金額です。

引用元:政府広報オンライン 消費者の安心・安全を守るクレジット契約の新ルール~改正割賦販売法~ 4クレジット会社には「支払可能見込額」の調査が義務づけ

支払可能見込額は年収、生活維持費、クレジット債務などを参考にカード会社が算出します。生活維持費は家族構成や持ち家か賃貸か、などを参考にするのが一般的です。

カード会社は、算出した支払可能見込額の90%の範囲内の利用可能枠のカードを発行します。

このようなルールが決められているのも、無理をせずに支払いができるためです。ただし、その心配が少ない場合、例外があります。その一つが、「少額限度額」で、限度額が30万円以下のクレジットカードを発行する際は、支払可能見込額の調査を省略できるのです。

ただし、借入や他社カードの利用額などが多かったり、支払いを延滞していたりする場合は、審査通過はできません。

ちなみに、次のようなケースにおいても例外措置が取られます。

ケース概要審査について
一時増額海外旅行や冠婚葬祭など特定の目的で一定期間のみ限度額を増額目的や場所の確認のみで与信審査なし
カードの更新債務残高により対応が異なる債務残高が5万円未満:審査なし、5万円以上:簡易的な審査あり
不随カードの交付や増額家族カードやETCカードの追加、増額単独調査なし
カードの紛失などによる再交付など同じカード会社の有効期間内のカードが対象支払可能見込額調査はなし

デポジット型やデビットカードなどは審査に通りやすい

一般的なクレジットカードは利用可能範囲内で買い物やサービスができ、後で利用代金を支払うというシステムですが、デポジット型やデビットカードといったタイプはシステムが異なるため審査通過しやすいと考えられます。

後ほど詳しく説明しますが、デポジット型は保証金(デポジット)をカード会社に預け、その預けた金額の分だけ利用できるというシステム。

デビットカードは、カードの利用代金が自身の銀行口座から即座に引き落とされるシステムです。

そういったシステムのカードであれば、万が一利用者の支払いができなくなっても補償がある、またはカード会社の支払い負担が軽減されるため、審査が通りやすくなる可能性が高いのです。

リボ払い専用は審査が甘い可能性がある

リボ払い(リボルビング払い)専用のクレジットカードは、審査通過しやすい可能性があります。

一般的はクレジットカードには主に以下のような支払い方法があり、利用者の都合で選択が可能です。

1回払い利用代金を支払い月に一括で支払う
分割払い2回、3回、5回、10回など支払い回数や毎月の支払い金額を決めて支払う
リボ払い利用代金にかかわらず、毎月の一定の金額を支払う
ボーナス1回払い利用代金をボーナス時に一括で支払う

1回払いや分割払い、ボーナス1回払いの場合、利用代金が高額になるほど1回の支払い金額も多くなり、負担が大きくなります。もし支払いができなくなればカード会社の損失にもなります。

リボ払いは毎月支払い金額が一定で、利用者も支払いが楽になるため支払いができないというリスクが低くなり、カード会社もその分安心できるので審査通過させやすくなると考えられるのです。

そうはいっても通常通りの審査は行われ、必ずしも審査が甘いからクレジットカードを入手できるとは限らないことは認識しておきましょう。

また、リボ払いは便利な支払い方法ではありますが、注意しなければならない点があります。注意点の一つが利用金額を実感しにくく、気を付けないとかなりの額を利用していた、ということになりやすい点です。

リボ払いは利用金額に関係なく、毎月一定の金額を支払えばよいので支払い負担が軽く感じるでしょう。そのため、「まだこれくらい使っても大丈夫」と思ってしまいます。そのまま使い続ければ、利用した元金だけでなく手数料も増え、支払総額が高額になってしまうことが多いのです。

一括払いであれば翌月の支払いで完済します。分割払いでもいつ完済するかが分かりやすいのですが、リボ払いは利用していると支払も長期化するため、いつ完済するのか分かりにくいという点もデメリットです。

リボ払いのクレジットカードを選ぶ際は、「気が付いたら利用可能限度額いっぱいまで使っていた」ということのないよう、利用金額や支払金額、完済日などを把握しながら使う必要があります。

審査が甘いと考えられるクレジットカードのデメリットや注意点を把握しておく

審査が甘いと言えるクレジットカードはないものの、比較的審査のハードルが低いと考えられるクレジットカードには以下のようなデメリットがある可能性が高いです。

どうしてもクレジットカードが必要な場合もあるでしょう。しかし、審査通過できてクレジットカードを手にした場合に後悔しないよう、カードの内容はチェックしておきましょう。

付帯保険の補償が手厚いとは限らない

クレジットカードには、利用者が無料でもしくは少ない負担で利用できる付帯保険サービスを提供しているケースが多いものです。

しかし、審査が甘いクレジットカードの場合、付帯保険がない、種類が少ない、また補償内容が充実していないといったことがあります。

付帯保険はカード会社によってさまざまで、グレードによっても補償内容は異なります。付帯保険の例を挙げてみましょう。

旅行傷害保険海外や国内旅行の際にケガや病気をしたときの補償。盗難補償がついている場合も多い
カードの紛失・盗難保険クレジットカードの盗難や紛失で不正利用された場合に補償を受けられる
ショッピングガード保険カードで購入した物が壊れた、盗まれたなどの場合に、損害を補償
スマートフォン保険画面割れや水没、故障、紛失や盗難などのトラブルに対する補償
弁護士保険相談や委任の際の費用などを補償

審査が甘い、厳しいに関係なく、カードの紛失・盗難保険、ショッピングガード(安心)保険については一般的に付帯されていることがほとんどですが、ほかの種類の保険は付帯されていないこともあります。

審査が甘いクレジットカードの場合、補償金額が低かったり、家族カードは対象外だったり、条件が厳しいなどといったことがあるので、付帯保険に関する内容もチェックが必要です。

利用可能額が低い場合も多いので高額な買い物ができないこともある

利用できる金額が高いほど審査は厳しくなる傾向にあり、審査が通過しやすいカードとなると利用可能額の上限は低くなることもあります。

高額な買い物をしたい、海外旅行で使用したいなどといった場合、利用できる金額が少ないと不便かもしれません。

また、利用可能な金額が少額の場合、すぐに利用可能額に達してしまうことも。利用代金の支払いを済ませないと利用可能額は復活しないので、利用可能枠に余裕を持たせたい場合は早めの支払いや一括などでの支払いをする必要があります。

ただし、少額しか利用できないのはデメリットとなる一方で、支払い金額も少額になり、返済負担が減るという点においてはメリットとも言えるでしょう。

もっと利用限度額が高いカードが欲しいと思っても、本当に必要かどうかを考えてみることです。

もっと自由にお金を使いたいからといって、複数のクレジットカードに申し込んだり、カードローンなどからお金を借りたりすればたちまち返済額が膨れ上がってしまいます。

返済負担が少なければ返済遅延などをすることなく、よいクレジットヒストリーを積みあげていけるでしょう。信用度が高くなれば、今後住宅ローンや車のローンなどを利用したい場合も審査通過しやすくなります。

審査通過できたクレジットカードの利用可能額が低くかった場合は、それ以上の借入を増やすことなく、利用できる範囲内で生活できるようにすることが大切です。

複数のクレジットカードを所有した場合は慎重に使う

年収やクレジットヒストリーなどに問題がなければカードの審査に通過しやすく、複数のクレジットカードを所有することも可能です。

審査が甘いと感じ、何枚もクレジットカードを作ると後悔することもあります。

複数のクレジットカードを所有すると、以下のようなリスクやデメリットが生じるので注意しましょう。

  • 使い過ぎて支払いが困難になる
  • 支払い日や支払金額など管理が行き届かないと支払い遅延をしやすい
  • 盗難や紛失のリスクが高まる

複数のクレジットカードを所有すればより便利に使うこともできますが、必要以上に作ると使い過ぎや管理が面倒になったり、支払い日を勘違いしたり管理が行き届かなくなることもあります。

支払いができなくなり、カードローンでお金を借りたり、クレジットカードの枚数を増やしたりすれば、さらに返済負担が増え、多重債務者になってしまう危険性もあります。

多重債務者になってしまうとクレジットカードもカードローン審査通過はできません。どこからも借りられなくなると今度は家族に借金をお願いしたり、最悪の場合、闇金など悪質な業者と関わりを持ってしまったりする可能性もないとは言えません。

何枚も作れるからと必要以上にクレジットカードを増やすと、無駄な出費が増えたり、月々の支払いが高額になったりすることもあります。複数枚のクレジットカードを所有する際には、慎重に使うようにしましょう。

クレジットカードでの審査内容とは。カードローンとどう違う?

審査の難易度や甘さに各会社で違いがあることは確かですが、大まかなクレジットカード審査の内容はほぼ同じです。クレジットカードに申し込んだ後で受ける審査の内容や、カードローン審査との違いなどを見ていきましょう。

カードローンとの違い

まず、クレジットカードとカードローンの違いについて一度押さえておきましょう。混同されやすい金融サービスですが、この2つには大きな違いがあります。

クレジットカードは主にショッピングに使われる「後払い」決済用として発行されています。ネットショッピングや実店舗などで支払いに使われており、決められた限度額内であれば、その場で現金がなくとも後払い決済が可能になります。

これに対してカードローンは、主に借入を目的としたローンサービスになっています。クレジットカードのようにショッピングに使うことはできず、決められた限度額内で、ATMからお金を借り入れることによって引き出したり、指定口座に振り込んだりといった内容が可能です。

ただしクレジットカードによっては、ショッピング枠の他にも「キャッシング枠」をつけることが可能です。キャッシング枠をつけると、カードローンと同じ様に、カードを使ってお金を借りることが可能になります。

お金を借りたいだけならカードローンが適していますが、後払いでお買い物をしたり、普段使うお店でポイントを貯めたりといったサービスを期待するなら、クレジットカードの方が適しています。

カードローンクレジットカード
  • まとまった現金を借りたい
  • 急な出費が多い
  • 教育ローンやブライダルローンを利用したい
  • 低金利で借入がしたい
  • カードで買い物をしたい
  • ポイントやマイルを貯めたい
  • 消費者金融などを利用せずお金を借りたい
  • 現金を持ち歩きたくない

先に述べたようにクレジットカードにもキャッシング機能があり、お金を借りることができます。しかし、キャッシングの利用可能額はショッピング枠内に設定されているので、それほど高額な借入はできません。

クレジットカードによって設定方法は異なりますが、クレジットカードの利用可能額が50万円の場合、ショッピング枠が30万円であればキャッシング枠は20万円です。

また、カードローンの場合、借入額はリボ払いで返済できるため返済負担を軽減できますが、クレジットカードのキャッシングの場合、一括返済であることも。リボ払いができたとしても、支払いはショッピングの利用代金と一緒に返済しなければならない点にも注意が必要です。

カードローンとクレジットカードは適用される法律は異なるが審査においては大きな違いはない

カードローンとクレジットカードの審査において、支払い能力を確認するという点では大きな違いはありません。信用情報機関の情報の確認、債務の有無や内容などを調査し、年収に見合った金額の借入やクレジットカードの利用枠を決定します。

どちらも、利用者が支払いに無理のない範囲での利用ができることを前提に審査をします。

ただし、カードローンは貸金業法、クレジットカードは割賦販売法といった法律に基づき契約や審査をします。その点においては異なる点もあります。

例えば、カードローンの借入は総量規制といったルールがあり、年収の3分の1を超える貸付はできません。年収が300万円の場合、貸金業者から借入できるのは100万円までです。

100万円というのは貸金業者からの借入で、クレジットカードのショッピングの利用代金や銀行の住宅ローンなどは対象外です(クレジットカードのキャッシングは総量規制の対象となります)。

一方、クレジットカードに総量規制というルールはありませんが、可能与信防止義務があり審査では支払可能見込額の調査が義務となっていて、カード会社が算定した額に基づき審査の可否や利用可能額を算定します。

カードローンもクレジットカードも、利用者が無理のない支払いができる範囲かどうか、信用情報に基づき支払いに関して信用できるかどうか、を調査することに変わりはありません。

収入の安定性が重視される

クレジットカードの審査内容として、まず申込者の収入性やその安定性・持続性が慎重に確認されます。

借金ではないとは言え、クレジットカードを使うということは、その時支払うべきだったお金を後払いにしてもらうということになります。つまり後払いにした額を、必ず支払ってくれるかどうかという点が重視されるのです。

もし収入が0の人や無職の人、自営業や日雇いの人等で、月々の収入がばらついている人は、審査で少し厳しくみられるかもしれません。逆に毎月同じ額の収入を安定して得ている人なら、支払いも滞る心配が少ないため、審査に通りやすくなるでしょう。

あくまで収入の安定性を審査されているわけですから、正社員でなくても、アルバイトやパート・契約社員など非正規雇用の人であっても、毎月の安定収入があれば、クレジットカード審査に通る可能性は十分期待できます。

カードローンでは本人に安定した収入がないと審査通過できないケースもありますが、クレジットカードの場合、配偶者や家族に安定した収入があれば審査通過できる可能性があります。

18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)はお申し込みいただけます。
※所定の審査があります

引用元:三菱UFJカード よくあるご質問 Q 三菱UFJカードは誰でも申し込めますか。

その場合、審査対象が配偶者や家族となりますので、配偶者・家族の年収や勤続年数、他社からの借入やクレジットカードの利用状況などを含めた信用情報などを審査します。

過去・現在の借入状況を確認される

クレジットカード審査に申し込むと、まず信用情報を確認されます。

信用情報には、個人がこれまでに行った金融サービスでの履歴が記載されています。例えばクレジットカードの申込やその審査結果、カードローンの申込や審査結果などが含まれています。
また、借入状況や返済状況、延滞や滞納と言った情報も記載されています。

つまり信用情報を見ることで、申込者がどのようにお金を使ったり返したりしているのかが一目瞭然になるというわけです。

もしこれまでに

  • 延滞や滞納
  • 債務整理
  • 複数他社への申込
  • 審査落ち
  • 過払い金請求

等の履歴が残っていた場合は、クレジットカード審査が厳しくなる可能性があります。今までに金融サービスを利用し、滞りなく支払いや返済を行えていると判断されれば、審査に通りやすいでしょう。

人としての属性を重視される

クレジットカード審査に申し込む際、様々な情報の入力を求められます。これらの情報は「属性」と呼ばれていて、申込者がどのような生活を送っている、どのような人物かを見定めるのに必要です。

属性情報として求められるのは、主に以下のような情報です。

  • 年齢
  • 職業
  • 就業形態
  • 勤続年数
  • 住んでいる家(持ち家か借家か)
  • 同居家族

どうしてこんな情報まで求められるのか?と思う人もいるかもしれませんが、これらの属性情報は、今後のクレジットカード支払いに直結します。

例えば若いアルバイトの人よりも、役職のある正社員の方が収入が高いと判断できるでしょう。また、子育て中の人や持ち家の住宅ローンがある人は、収入だけではなく定期的な支出があることも分かります。

属性情報を総合的に分析することで、クレジットカードを作った場合にその人が支払いを続けていけるかどうかを判断する材料になります。

審査時には書類を用意する必要がある

クレジットカード審査の一環として、必要書類の提出を求められるでしょう。一般的には、以下のような書類が求められます。

  • 本人確認書類(運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカードなど)
  • 収入証明書(支払調書や年金証書など)

本人確認書類は必須ですが、収入証明書は場合によっては必要がないケースもあります。

例えばキャッシング枠を付けない場合や、他社借入などがなく過去の信用情報に事故などが見られない場合には、本人確認書類のみで審査を受けられるでしょう。

逆にキャッシング枠を付ける場合や、他社からの借入がすでにある場合などは、収入証明書などの他の書類が求められることもあります。

同じカード会社のカードローンを利用していてもクレジットカードの審査が甘くなることはない

金融機関ではカードローンとクレジットカードを両方提供しているケースがありますが、例えばカードローンを利用している金融機関のクレジットカードを申し込む場合でも、審査は別途行われます。

金融機関クレジットカードカードローン
三菱UFJ三菱UFJカード三菱UFJカードローン「バンクイック」
三井住友銀行三井住友カード三井住友銀行カードローン
楽天銀行楽天カード楽天銀行スーパーローン
みずほ銀行みずほマイレージクラブカードみずほ銀行カードローン
住信SBIネット銀行ミライノカード住信SBIネット銀行カードローン

同じ会社のカードローンを利用しているから、クレジットカードを持っているから、といって特別審査が甘くなることはありませんが、利用実績は確認されます。支払いや返済をきちんと行っていれば返済能力があると判断されるため、審査によい影響を与えるでしょう。

反対に、支払いの滞納や規約違反などを起こしていて信用情報に記録されている場合は、審査には通りません。また、社内ブラックとなっている場合、同じ会社はもちろん、系列会社やグループ会社の場合は半永久的にカードが作れない可能性があります。

CICやJICC、全国銀行個人信用情報センターといった信用情報機関に記録される情報は永久に残るわけではなく、登録期間があります。

情報内容登録期間
契約内容に関する情報(契約日や契約金額、貸付日、貸付金額など)5年以内
支払いに関する情報(入金日や入金額、延滞、完済日など)5年以内
取引事実に関する情報(債務整理や破産申立、強制解約など)5年以内
申し込みに関する情報(申込日や申込商品など)6ヵ月以内

※破産や民事再生に関する情報の記録は全国銀行個人信用情報センターに7年以内

登録期間が過ぎれば、信用情報機関に記録された支払いの延滞など審査に影響する内容は削除されます。

しかし、金融機関やクレジットカード会社が独自で持っている情報は、登録期間などはないことが多いとされています。

そのため、一度でも支払いの滞納や、債務整理などで返済されるはずの金額は戻ってこなかったなどといった情報が記録されると、その会社だけでなく同系列のグループの審査は通りにくいと考えた方がよいでしょう。

比較的クレジットカードの審査に通りやすい人の特徴

上記の審査基準やクレジットカードの種類などを踏まえた上で、審査に比較的通りやすいと考えられる人の傾向を見ていきましょう。もちろんあくまで「通りやすい」というだけであって、審査が甘くなったり、可決が確実なものではないため注意してください。

キャッシング枠を0にして申し込んだ人

クレジットカードには、カードローンのようにお金の借入(キャッシング)機能をつけることもできます。

クレジットカード審査に申し込む際に「キャッシング枠の有無」について選択する項目がありますが、これを「無し(0)」にして申し込むと、審査通過の可能性が高く期待できます。

キャッシング枠を付けると、ただの後払いサービスだけではなく、ローンとしての審査が必要になってしまいます。

キャッシングで融資したお金が支払われなければ、クレジットカード会社としても貸し倒れのリスクを抱えることになってしまうため、キャッシング枠を付けた人や、高額のキャッシング枠を希望した人はかなり審査が厳しくなってしまうでしょう。

ちなみにキャッシング枠はクレジットカードを発行した後で、好きなタイミングであらためて申し込むことも可能です。まだキャッシング枠の必要性がハッキリしていないなら、ひとまずキャッシング枠は0にした状態でクレジットカード審査を受けることをおすすめします。

他社借入額が0の人

クレジットカードを使用すると、当然ですが分割払いや後払いにされた額とその手数料を、その後継続的に支払うこと似なります。

他社借入額が0であると最初から分かっている人は、新たに作ったクレジットカードの支払いが、今後大きな負担にはならないと考えられます。そのため審査にも通りやすくなるでしょう。

クレジットカードに申し込む際には事前に他社借入額について審査が行われますが、信用情報の照会でも裏付けをされるため、たとえ事前に他社借入額の入力時に嘘をついたとしても、本当の他社借入額が審査に影響を与えます。

勤続年数が長い人

正社員や公務員が審査に通りやすい、と思っている人も多いですが、実は勤続年数も職業と同じくらいに重視されています。

勤続年数が長ければ長いほど安定した収入性と、離職のリスクの低さが受け取れます。ですからたとえアルバイトやパートであっても、入社したての正社員より勤続年数がが長ければ、そちらの方が審査に有利に働くケースもあるほどです。

入社してすぐにクレジットカード審査に申し込むのは、あまり得策ではありません。最低でも1年は同じ企業に勤めてから審査を受けた方が、審査に通りやすいでしょう。

申し込むクレジットカードのランクが一般の人

クレジットカードの発行元にもよりますが、多くのカードには「ランク」というものが設けられています。ランクが下の順から、以下のようなランクが例として挙げられます。

  • 一般カード
  • ゴールドカード(格安)
  • ゴールドカード
  • プラチナカード
  • ブラックカード

カードのランクが上に行けば行くほどサービスや特典が充実しますが、一方で年会費が高くなったり、要求される申込者のハードルも高く設定されます。

最初からいきなりゴールドカードなどに申し込むのは困難なため、まずは一般カードから申し込むのがおすすめです。

初めてクレジットカードを持つ人や、他社カードローンやクレジットカードをすでに利用している人であればなおさら、一般カードから申し込んだ方が審査通過の可能性も期待できるでしょう。

ちなみに一般カードから申し込んでクレジットカードの会員になった人も、長年にわたって利用実績を積み重ねていけば、ゴールドカードやプラチナカードにランクアップするための審査の打診を受けることもあります。

よいクレジットヒストリーがある人

クレジットヒストリーとは、クレジットカードやカードローンに関する利用情報や信用情報のこと。よいクレジットヒストリーの人は審査通過しやすいです。

よいクレジットヒストリーとは、クレジットカードやカードローンの支払いが期日通りに行われ、遅延や延滞などがない状態のことです。

支払い遅延や延滞がなければ、信用できると判断できます。

クレジットカードやカードローンは信用に基づきお金を貸したり、利用代金を代わりに支払ったりするものなので、信用できない人には発行できません。

過去の履歴や信用情報を確認し、よいクレジットヒストリーを築いている人であれば審査に通りやすいです。

クレジットカード審査に落ちる人の原因と共通点

どの会社であっても、クレジットカード審査に甘い・厳しいといった大きな違いはありません。しかしクレジットカード審査に落ちやすい人には、以下のような共通点があります。

申込条件が満たせていない

まず、クレジットカード会社によっては申込条件がハッキリと記載されています。例えば以下のような申し込み条件が記載されているケースがほとんどです。

  • 年齢
  • 職業
  • 収入
  • 必要書類の準備可否

会社によっては未成年でもクレジットカードを作れることはありますが、その場合は「親からの許可」などの新たな条件を設けられている可能性もあります。

クレジットカードの申し込み条件は各会社によって異なるため、満たせているかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

当然ですが申し込み条件を満たせていなかった場合は、即座に審査落ちとなります。例えば特定の店舗の会員になっておくことが条件とされていることもあるため注意してください。

申し込み条件を確認すると、「主婦OK」「学生OK」「バイト・パートOK」といった、審査の間口を広げるような嬉しい文言が書かれていることもあります。自分が審査に通るか不安な人ほど、申し込み条件をチェックしておくと良いでしょう。

過去のクレジットヒストリーに問題がある

クレジットヒストリーとは、前述で説明した信用情報に記載されている情報のことを言います。

信用情報の照会で、過去に延滞や滞納、複数社への申込と審査落ちなどがある人は、審査に通らない可能性が高いため注意してください。

厳密には他社への申込と審査落ちは金融事故ではありませんが、「複数社に申し込んでいる」=「お金に困っている」と疑われ、支払い能力に疑問を持たれてしまいます。

ちなみに信用情報は、各信用情報機関に自分で問い合わせることにより、事前に過去の自分の事故情報を確かめられます。自覚がなくても過去の延滞や滞納でクレジットヒストリーに問題があるケースがあるため、余計に審査落ちの履歴を重ねてしまう前に、自分で信用情報を確認しておくのもおすすめです。

自身の信用情報は信用情報機関に情報開示を求めることで確認できます。開示方法はインターネットでデータで受け取る方法と郵送してもらう方法があります。

情報開示には費用がかかります。

インターネットの場合郵送の場合
CIC500円500円
JICC1,000円1,300円(+300円で速達での郵送が可能)
全国銀行個人信用情報センター1,000円1,679円~1,800円

インターネットでの申し込みの場合は1日~3日程度、郵送の場合は5日~10日程度かかります。

信用情報機関によって費用や方法の詳細などは異なるので、それぞれの信用情報機関の情報開示方法を確認してみるとよいでしょう。

また、CICではクレジット・ガイダンスといって、信用情報スコアを提供してくれるサービスを提供しています。自分の信用情報を数値で把握できるだけでなく、スコアの算出理由も教えてくれるので、どのような点を改善すれば信用度がアップするのかを把握することが可能です。

算出される指数は、年齢や勤務先などを除き、支払状況や借入残高といった客観的な取引事実をもとに算出されます。

クレジットカードの審査において信用情報は大きく影響するものです。自分の信用度がどれくらいなのか、具体的な数値を知っておくのもおすすめです。

クレジットヒストリーがない

前述でもご紹介した通り、クレジットヒストリー(信用情報)は過去に起こした金融事故から数年が経つと削除され、ホワイト状態になります。

延滞や滞納・強制解約・債務整理といった事故情報は、5年以上が経過することで、クレジットヒストリーから消えます。

クレジットヒストリーから事故情報が消えることは一見良いことのように思えますが、クレジットカード審査などでは返済能力に疑問を持たれてしまいます。

なぜならクレジットヒストリーがないということは、元ブラックの人か、これまで全く金融サービスを使ってこなかった人の2択になるからです。

元ブラックの人であれば、まだブラックになるような金融事故を起こす可能性が考えられるため、クレジットカード審査が厳しくなる可能性があります。

一方、元ブラックではなく本当に今まで金融サービスを使ってこなかった人も要注意です。20代などの若年層ならまだ納得がいきますが、長年生きてきて金融サービスを使わなかった人が、いきなりクレジットカードを作ろうとしているという状況は、「お金に困っているのでは」と疑われるからです。

元ブラックであってもなくても、クレジットヒストリーが全くない人は、商品の分割払いなどでクレジットヒストリーを着実に積み上げた上で審査を受けた方が、通過の可能性は期待できるでしょう。

安定した収入がない

本人や配偶者、もしくは親などに安定した収入がない場合、クレジットカードの審査に落ちる可能性が高いです。

安定した収入とは毎月収入があることです。

年収が高額でも、収入がない月があったり、収入が入るのが不定期だったりすると収入が安定していないと判断され審査に通りにくくなります。

正規雇用である必要はありません。パートやアルバイトでも毎月収入があることが重要です。

専業主婦の場合配偶者が審査通過の条件がクリアできない

クレジットカードの多くは、収入のない専業主婦でも申し込みが可能です。ただし、審査対象が配偶者になるため、配偶者に安定した収入があるなど、カード会社の審査基準をクリアしている必要があります。

他社からの借入が多かったり、返済を滞納していたりすればもちろん、審査には通過できません。また、在籍確認の電話が配偶者の勤務先にいくこともあるので、在籍確認ができないと審査は通りません。

専業主婦でクレジットカードを申し込む際は、配偶者に相談をしてからにしましょう。

審査の甘さ?利便性?クレジットカードを選ぶポイント

クレジットカードには様々な種類があり、審査のハードルや申し込み条件は各カードによって異なると説明しました。では実際にどのクレジットカードを選ぶべきなのでしょうか。

審査の甘さや条件だけではなく、カードについている特典なども加味した上で申し込むクレジットカードを選びましょう。

審査の基準や条件

審査が甘いとされるのは、申し込み条件に収入を記載していないクレジットカードや、消費者金融系・流通系とされていますが、それ以外にも審査基準や条件にも着目して選びましょう。

例えば銀行系は審査が慎重で収入や職業などが申し込み条件に入っている場合もあります。逆に、申し込み条件に審査主婦や学生・バイトでも申し込めるなどと書かれている会社もあるため、各クレジットカードによって掲げている条件は異なります。

申し込み条件や審査基準などがハッキリ明かされているクレジットカードの場合は、自分の現状に適したクレジットカードを選ぶようにしましょう。

年会費の有無

クレジットカードによっては年会費が設けられていることがあります。

多くの場合は一般ランクなら年会費が無料とされていますが、ランクに関係なく年会費が必要になるカードもあります。

また、クレジットカードによっては入会初年のみ無料で、2年目以降から年会費が必要になるというケースもあります。
ちなみに年会費の相場は、一般ランクなら2,000円前後、ゴールド以降なら10,000円を超す可能性もあります。

もちろん年会費が高いクレジットカードは、その分だけお得なサービスがつき、人によってはメリットを感じられるでしょう。

ただクレジットカードを作りたいだけの人なら年会費無料のものでも構いませんが、クレジットカードならではの特典を得たい人なら、年会費と特典を総合した上で判断するのがおすすめです。

審査のスピード

クレジットカード審査のスピードは、各カード会社によって異なります。「即日発行可能」と書かれているカード会社は比較的スピーディである可能性が期待できます。

また、審査が厳しい銀行系や高ランクのクレジットカードほど審査が長引きやすい傾向があるため、審査申し込みからカード発行までのスピードを重視する人は、流通形や消費者金融系、ネット系などの「即日発行可」と書かれたカードをおすすめします。

即日発行のカードには以下のような種類があります。

  • デジタルでの即日発行
  • 店頭でリアルカードを発行
  • 店頭で仮カードを発行し本カードは後日郵送

デジタルカードやバーチャルカードは審査通過後、カード番号やセキュリティコードが発行され、オンラインや実店舗での利用が可能になります。審査がスムーズに進めば、最短5分でクレジットカードの利用が可能です。

通常は審査通過後、リアルカードが郵送されてきてからの使用になります。その期間は1週間~10日程度かかるのが一般的です。

デジタルカードの場合、スマホなどにカード番号が発行されるためリアルカードを待たずに使用できるので急ぎでクレジットカードを使用したい場合におすすめです。

ただし、中にはオンラインのみで実店舗では利用できないケースもあるので確認が必要です。

エポスカードやイオンカードなどは、店頭で申し込み、審査に通ればその場でリアルカードを発行してもらえます。ACマスターカードなら自動契約機(むじんくん)で発行が可能です。

実店舗での発行は申し込みが可能な店舗や営業時間などを確認する必要があります。また、必要書類などを忘れずに持っていくようにしましょう。カード会社によってはインターネットで申し込み、店頭でリアルカードを受け取るという方法もあります。

仮カードの場合、リアルカードと異なることがあり、使用店舗が限られていたり、利用可能額が低く設定されていたりすることもあるので使用目的によって検討するとよいでしょう。

溜められるポイントとの相性

クレジットカードの目的は主に「後払い」や「キャッシュレスの利便性」ですが、近年ではカードを使うごとに溜まるポイントも、お得なメリットとして注目を集めています。

自分が普段から利用しているサービスの圏内でクレジットカードを選ぶと、ただ利用しているだけでお得にポイントを貯められるでしょう。

例えば水道光熱費・ネット費用などの引き落としをクレジットカードにしておけば、毎月の支払いごとにポイントが貯まっていくため、そのポイントを使ってネットショッピングなどに有効活用することも出来ます。

ポイント還元率やポイントの使い道を確認

ポイント還元率が高い方が、効率的にポイントを貯められます。

一般的なポイント還元率は0.5%。200円で1ポイントが付与されます。もっと効率的にポイントを貯めるには通常時の還元率が1%のものを選ぶことです。

2%の還元率のクレジットカードもありますが、選択肢が限られてしまうため、1%の還元率を目安に選ぶとよいでしょう。

ポイント還元率が低くても、特定の店舗で利用すると2倍になったり、ポイントアップキャンペーンを頻繁に開催していたりするカードであれば、ポイントも貯まりやすいです。

また、貯めたポイントの使い道もチェックしましょう。

ポイントで買い物ができたり、商品と交換できたりするケースは多いですが、そのほかに、ポイントを支払いにあてられたり、他社のポイントに交換できたりすると便利でポイントをより有効活用できるでしょう。

セキュリティなど安全性で選ぶ

クレジットカードは、個人情報などが簡単に盗まれないためのセキュリティがしっかりしていることが重要です。インターネットでの買い物にクレジットカードを利用するケースも多いでしょう。

しかしインターネットでの利用時、クレジットカードの番号を盗まれ不正利用されるケースは非常に多いのです。

2023年のクレジットカード不正利用被害額は過去最多の540.9億円に上りました。

引用元:一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカード不正利用被害額は2020年の2倍以上

クレジットカードの不正利用の手口には以下のようなものがあります。

スキミングスキミング用の専用機器でカードに記録されている情報を盗む。お店のカードリーダーやコンビニなどのATMなどに機器を仕掛け、隠しカメラで暗証番号を盗み見するなどの手口も。カードが盗まれるわけではないので、被害にあったことに気づきにくい
盗難したカードを利用したなりすまし盗んだバッグやお財布の中からカードを盗んだり、クレジットカードを使用する際に背後などでカード情報を盗み見したりして情報を得て、カード所有者本人になりすまして不正利用をする
フィッシング詐欺実在の金融機関やクレジットカード会社などを装い、偽メールやSNSを送りつけ、その中に記載されているURLをクリックさせるよう仕向け、個人情報を入力させることで情報を盗む
偽のWebサイトで個人情報を盗む偽のWebサイトを作成し、購入希望者のクレジットカード情報など個人情報を盗む

利用者が安心してクレジットカードを利用できるよう、カード会社ではさまざまなセキュリティ対策を実施しています。クレジットカードを選ぶ際には、以下のような対策をしているか、安全に利用できるシステムがあるかなどをチェックしましょう。

  • カード利用時の通知
  • 本人認証サービス
  • カード番号などが記載されていないナンバーレスカード
  • 不正利用時を検知し不正利用があった場合はカードを利用停止にする
  • ICチップの搭載

カードを利用時の通知サービスがあれば、身に覚えのない利用通知が来た場合、すぐ対処ができます。

本人認証サービスはネットで買い物をする際に、カード番号のほかパスワードなど本人しか知らない情報を入力するなどの方法。なりすましによる不正利用を防ぐことが可能です。

また、ICチップが搭載されていればスキミング対策になります。

不正利用を防ぐには自分でも悪質なサイトを利用しない、パスワードの使い回しをしないなどといった対策が必要ですが、セキュリティ対策がしっかりされていればより安心して利用できるでしょう。

必要以上にカードを利用してしまう場合は使いすぎ防止機能で選ぶ

クレジットカードの中には、使いすぎを防止する機能を提供しているケースがあります。

クレジットカードは現金がなくてもショッピングができたり、店頭で簡単に決済ができたり、またインターネットではほかの支払いよりも早く商品が届いたりすることもある便利なものです。

しかしそのためについ、使いすぎてしまうことも少なくないでしょう。便利だからと使いすぎれば、支払いが高額になり、支払いができなければ遅延や滞納につながり、信用情報に記録されてしまいます。

使いすぎ防止機能として、利用金額を指定しておくとそれが超えそうな利用をしようとすると通知が届くといったサービスがあります。また、使用明細をWebでリアルタイムに確認できると、利用状況を把握でき使いすぎ防止になるでしょう。

支払いのしやすさで選ぶ

クレジットカードの支払い方法は一般的に、一回払いと分割払い、リボ払いですが、ほかに、ボーナス払いやスキップ払いなどが可能なケースもあります。

カードによっては分割払いやボーナス払いができなかったりすることもあるため、都合に合わせて支払い方法を選択できると便利です。

例えばスキップ払いは最長で半年先まで延ばせるといった方法です。また、ボーナスを夏と冬の2回にわけて支払いができるケースもあります。

支払いをリボ払いやスキップ払いなどは手数料がかかるため、結果、支払い総額が増えてしまうので注意しながら利用する必要があります。

海外で使うか国内で使うかによっては国際ブランドもチェック

クレジットカードを選ぶ際には国際ブランドもチェックしましょう。

国際ブランドとはVisaやJCBのことで、海外でも利用できる決済システムのことです。それぞれの国際ブランドに加盟していなければ、その決済システムが利用できません。

主な国際ブランドは以下の5つです。

Visa普及率が高く国内を含め世界中で利用可能。自社カードはなく提携会社がカードを発行
JCB日本の国際ブランド。国内では利用できることが多いが海外では利用できない店舗もある
MastercardVisaに次いで普及率が高い。ヨーロッパで利用しやすいと言われている
AMERICAN EXPRESSステータスの高さが特徴で付帯サービスが充実している
Diners Club歴史の長いクレジットカード。富裕層向けのサービスが多い

さらに、アメリカやカナダでシェア率が高まりつつあるDISCOVER(ディスカバー)や、中国発の銀聯(ぎんれん)といったカードもあります。

国内、海外問わずいろいろな場所で利用したい場合はVisaを選べば安心です。主に日本で利用するならJCBでもOK。

ハイクラスのサービスを受けたい場合は、AMERICAN EXPRESSやDiners Clubを選ぶのも選択肢の一つです。また、ビジネスや旅行で中国に行くことが多い場合は、銀聯カードを持つのもおすすめです。

2枚目は1枚目のクレジットカードの不足している面をサポートできるものを選ぶ

クレジットカードを複数枚持っているケースは多いものです。

2024 年 3 月末のクレジットカード発行枚数(調査回答社数 244 社)は、3 億 1,364 万 枚で、前年比 1.6%の増加となった。

引用元:一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカード発行枚数調査結果の公表について

国内の人口から算出すると、平均3枚程度のクレジットカードを所有しているということです。

審査に通れば2枚のクレジットカードを所有することも可能です。2枚目は1枚目にはないサービス機能があるなど、都合などに合わせて便利に使えるものを選ぶのがおすすめです。

例を挙げてみましょう。

  • 国際ブランドがJCBのみなのでVisaのカードを選ぶ
  • 1枚目では貯められないポイントを貯められるカードを選ぶ
  • 1枚目より付帯保険やサービスが充実しているものを選ぶ など

複数のクレジットカードを所有すればより便利になったり、お得になったりするほか、利用できる金額も増えます。しかし利用すれば支払いをしなければなりません。支払いに追われないよう、計画的に利用するようにしましょう。

追加カードの有無や条件によって選ぶ

クレジットカードに家族カードやETCカードといったカードを追加したい場合は、追加できるか、年会費はかかるかなど追加カードの有無や条件も確認しましょう。

ETCカードは高速道路など有料道路の料金所をスムーズに通過できるのがメリットです。料金を払うために車を止める必要がなく、現金を用意する手間も省けます。利用代金はショッピングなどほかの支払いと同じように支払い日に引き落としされます。

クレジットカード付帯のETCカードを利用することで、以下のようなメリットを受けられることも多いです。

  • クレジットカードのポイントが貯まる(2倍になるなどのケースも)
  • ガソリン代などが割引になるなどのサービスがある
  • デポジットの支払いは必要ない
  • 年会費が無料の場合もある

クレジットカード付帯ではなくETCパーソナルカードで申し込む場合、クレジットカードのような審査はないものの、年会費やデポジット(保証金)を支払う必要があります。

家族カードは本会員の家族が所有することのできるクレジットカードです。基本的には本会員と同じサービスが利用でき、特典も同じように受けられることが多いです。

家族カードの追加に審査はありません。そのため、収入のない専業主婦や学生(18歳以上・高校生は対象外)も所有できます。

家族カードのメリットには、以下のような点があります。

  • 家族カードそれぞれにポイントが付くのでポイントを貯めやすい
  • 家計管理がしやすくなる
  • 家族カードの発行に審査はない

本会員と同じように利用できる家族カードですが、発行しても利用可能額が増えるわけではありません。家族カードは本会員の利用可能額の範囲内で利用できるものです。そのため、家族カードを発行する際は、一人ひとりの利用額を決めておいた方がよいでしょう。

利用代金は本会員の口座から引き落としされるので、支出管理はしやすいです。

追加カードを利用することでポイントが貯まりやすくなるなどのメリットもありますが、支払い額は増えます。特に家族カードは、家族の一人が使い過ぎるとほかの家族が使えなくなってしまうこともあるので利用額については家族と話し合いをすることをおすすめします。

ETCカードや家族カードはカード会社によって内容や条件が異なります。

  • 年会費や手数料がかかる場合がある
  • 発行枚数が決まっていることがある
  • 家族カードの場合旅行傷害保険の補償内容が本会員と異なることがある

ETCカードや家族カードなどの追加(付帯)カードを作成する際は、内容や条件などをチェックし適したものを選びましょう。

個人事業主はビジネスカードも検討してみる

また、個人事業主の場合は、ビジネス用のクレジットカードを選ぶのも選択肢の一つです。ビジネスカードには、利用限度額が個人用のクレジットカードより高額だったり、ビジネスにおいて便利なことやお得になるサービス特典があったりします。

ビジネスカードの主な特典やサービスには、次のようなものがあります。

  • 事務用品やオフィス用品、レンタカーなどが割引になる
  • 会計ソフトと連携し経理に関する業務を効率化できる
  • 経理や福利厚生などについてサポートがある

プライベートのクレジットカードと分けることで、経費の仕分け作業が楽になり、ミスも防げます。確定申告に関する作業負担も軽減できるでしょう。

ビジネスカードの例を挙げてみます。

三井住友カードビジネスオーナーズ対象の三井住友カードとの2枚落ちでポイント還元率が最大1.5%
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード利用した日から支払い日まで最大56日間の猶予がある
ライフカードビジネスライトプラス ゴールド年会費が2,200円(税込)とゴールドカードとしては低価格
楽天ビジネスカード ETCカードを複数枚発行できる
Biz ONE法人の本人確認書類不要で最短5分で発行できる

ビジネスカード選びのポイントは、自分にとって必要なサービスや特典があるかどうか、またコストをかけたくない場合は年会費やポイント還元率などをチェックすることです。

口コミをチェックして参考にする

所有したいクレジットカードの口コミをチェックするのも方法の一つです。実際に使用している利用者のリアルな声をチェックしてみましょう。

「実際はそれほどポイントが貯まらない」、「トラブルがあったときに親切にサポートをしてもらえた」、などといった口コミやパートやアルバイトでも審査通過できたなど、審査に関する口コミをチェックして、審査の通りやすさなどの目安にできるでしょう。

  • 無職でも審査通過できた(イオンカード)
  • 借入が複数あっても審査に通った(イオンカード)
  • 申し込みから5~6分で審査完了の連絡をもらった(三井住友カード ゴールド)
  • 審査通過まで2時間しかかからなかった(三井住友カード(NL)ゴールド)
  • 申し込みから3週間は審査の連絡が来なかった(三井住友カード(NL)ゴールド)
  • 申し込みをしてすぐに審査落ちのメールが来た(エポスカード)
  • 異動情報があり、1ヵ月に2社に申し込んだが審査が通った(エポスカード)
  • JCB一般カードで審査落ちしたことがあったがJCBカード Sで審査通過できた(JCBカード S)
  • 申し込みから5分程度で審査終了。通過できなかった(楽天カード)
  • 異動情報が多数あったが審査通過。利用可能額は10万円でキャッシング枠もなし(楽天カード)
  • 申し込みから2分も経たないうちに審査が落ちたという連絡が来た(PayPayカード)
  • 審査は通ったが利用できる枠が3万円(PayPayカード)
  • 三菱UFJ銀行の口座を開設する際に同時にクレジットカード申込み。無事審査は通った(三菱UFJカード)
  • ネットで申し込んだ際、15分程度で連絡あり。セゾンカウンターで翌日カードを受け取った:セゾンカードインターナショナル

ただし、審査を受ける人の年収や状況などはいろいろで、感じ方は人それぞれです。すべてを丸ごと信じるのではなく参考程度にして、自身で判断をするようにしましょう。

クレジットカードの審査に通るためにやっておきたいこと

クレジットカードの審査に通るには、安定した収入があるほかよいクレジットヒストリーを積んでおくことなどが必要です。審査通過のためにやっておきたいことについて理解しておきましょう。

よいクレジットヒストリーを積む

クレジットヒストリーが悪いと審査に取らない可能性が高まるのはもちろんですが、信用情報に何も記載されていないホワイトでも審査通過が難しくなることがあります。

大切なのは信用できると判断してもらうことなので、よいクレジットヒストリーを積んでいきましょう。

よいクレジットヒストリーを積むには、クレジットカードやカードローンの支払いを遅延したり、滞納したりしないことです。

定期的に支払いをしていることもよいクレヒスにつながるので、サブスクや電気・ガス料金など公共料金をクレジットカード払いにするのもおすすめです。

パートやアルバイトは同じ場所で長期に仕事をする

収入が安定している、継続した収入があるといった条件をクリアするためにも、パートやアルバイト、派遣社員などはできるだけ同じ場所で、長期で仕事をするのがおすすめです。

単発でのアルバイトばかりで勤務先もころころ変わっていると、収入が途切れることがあるのでは?と判断されてしまいます。

勤続年数も審査通過の判断基準の一つとなるものです。同じところで長く勤務できる仕事を探すか、パートやアルバイトを始めてから短くても半年、できれば1年以上勤務することを目指しましょう。

就職活動をして正規雇用を目指す

パートやアルバイト、派遣社員や契約社員であっても定期的な収入があれば、審査通過は可能です。ただし、クレジットカードの中には、パートやアルバイトは対象外としているケースもあります。

また、安定した収入の点においても正規雇用の方が信頼できると判断されます。より審査に通る可能性を高めるには、正規雇用を目指すのも方法の一つです。

正社員になればボーナスや昇給もあり、年収アップにもつながります。

現在の勤務先に正社員登用制度があれば条件などを確認してみましょう。もしくは、就職活動をして正社員として長期に仕事ができる職場を探してみるのもおすすめです。

個人事業主の場合開業届を出すなど信用度を高める

個人事業主の場合、会社員と異なりクレジットカードの審査に通りにくいのでは?と不安を感じてしまう場合もあるでしょう。確かに、クレジットカードの審査では収入の安定性が重視されます。審査が甘いと言われるクレジットカードでも、安定した収入があることが条件です。

個人事業主がクレジットカードの審査に通るためのポイントには、次のようなことがあります。

  • よいクレヒスを積み上げる
  • 支払い遅延や滞納をしない
  • 開業届を提出する
  • 実績を作っておく
  • 業績を安定せる
  • 在職中にビジネスカードを作成しておく

個人事業主が審査に通るには、安定した収入があることを証明することです。そのためにも、開業届を出し、確定申告をきちんと行いましょう。

開業届を提出することで、個人事業主として仕事をしていることの証明になり、公的支援制度を利用できたり、屋号付きの事業用銀行口座を作成できたりします。また、確定申告の書類は収入を証明できます。

もちろん、クレジットカードの利用代金を支払えるだけの収入があることが必要です。業績を上げ安定した収入がある、個人事業主として長く営業している、といった実績があれば、審査は通りやすくなります。

個人事業主としてスタートしたばかりでも審査通過可能なクレジットカードはあります。その場合は、登記簿謄本や決算書の提出をせずにすむクレジットカードを選ぶとよいでしょう。

また、在職中に独立などを予定している場合は、在職中にビジネスカードを作っておくのも一つの方法です。在職中であれば収入の安定性や勤続年数などにおいて、審査通過の可能性が高くなります。

三井住友カードビジネスオーナーズ、ライフカードビジネスライトプラス、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードなどは、登記簿謄本や決算書の提出が不要です。

審査に通るためには、よいクレヒスを作ることです。実績があったとしても、信用情報に支払いの遅延や滞納、債務整理などの情報があれば審査通過はできません。クレジットカードの支払いだけでなく、カードローンなどの借入がある場合は、返済期日に遅れないように支払いを済ませましょう。

支払い遅延をしないよう支払い日を忘れない

クレジットカードの審査に通るには、利用しているクレジットカードやカードローンの支払いを期日通りにきちんと払うことが重要です。そのためには、以下の点に注意して使うようにしましょう。

  • 支払い期日を把握する
  • 利用金額や支払金額を把握する

利用代金の支払い日は忘れないようにしましょう。特に複数のカードを持っている場合、それぞれ支払い日や支払い金額も異なります。間違いのないよう、口座引き落としの場合は残高不足にならないよう、チェックしておくことが必要です。

支払いが高額で支払い日に間に合わないということのないよう、利用代金や利用状況を常に把握しておきましょう。把握していないと、使いすぎてしまう可能性もあります。

支払いができないほどの使いすぎを防ぐ

支払いが困難になると支払い遅延や滞納につながります。カードを使いすぎないためには、以下のような使い方をするのもおすすめです。

  • 収支に合わせて利用し支払いが難しくならないようにする
  • カード払いのほか現金払いを併用する
  • クレジットカードは必要なときだけ持ち歩く

クレジットカードを使いすぎないためにも、収支に合わせた利用が大切です。毎月いくらまでなら利用でき、無理なく支払いができるのかを計算し、利用可能な範囲内で使うようにしましょう。

毎回クレジットカードを使うのではなく、時には現金を併用するのもカードの使いすぎを防ぐ方法です。クレジットカードの場合、いくら利用していて、支払いがいくらになるのはわかりにくいものです。

そのため、「これくらい使っても平気」と思ってしまい、つい使いすぎてしまうもの。現金であれば使えばお財布の中や口座からどれくらい減っているのかを実感しやすく、「今日は使わないようにしよう」など出費を抑えやすいものです。

クレジットカードは利用代金を支払わないと利用可能な範囲も狭くなり、大きな出費があった場合に使えなくなることもあります。

急な出費に備えるためにも、使いすぎには注意が必要です。どうしても使ってしまう場合は、カードを持ち歩かず、必要なときだけ携帯するようにしましょう。

リボ払いは便利だが手数料や仕組みを理解して適切に利用する

利用代金を支払う方法の一つであるリボ払いは、月々の支払い負担を軽くできる点はメリットですが、手数料がかかるため長期に利用しているとデメリットが生じることがあります。

リボ払いを利用する際に注意したいのは次のような点です。

  • 手数料がかかるため支払いが長期化すると支払い総額が増える
  • 利用代金に対して支払い額が少額だと利用可能金額が減っていく
  • 利用金額が増えると支払い額が段階的に増える仕組みのリボ払いもある

支払残高があるまま新たにリボ払いでカードを利用すれば、完済時期はさらに延び、それだけ手数料の支払いもしなければなりません。

また、カード会社によっては同じリボ払いでも、定額方式ではなく残高スライド方式を導入していることがあり、その場合は支払残高によって段階的に支払い額が増えます。

毎月1万円だけ支払っていればよいと思い高額利用をしていると、いつの間にか2万円、3万円と支払い額が増えてしまい支払いが苦しくなる、ということになりかねません。

支払いができないまま滞納してしまうと、カードは利用停止になり信用情報に記録され、新規のカードを作れなくなります。

そのようなことを避けるためにも、リボ払いを利用する際は以下の点に注意しましょう。

  • リボ払いの方式(定額方式か残高スライド方式か)を確認しておく
  • 利用代金と毎月の支払金額を把握する
  • 完済月を確認する
  • 支払い額を増やしたくない場合は完済するまでリボ払いを利用しない

無理な支払いをせずにすむよう、利用した際は支払い明細を必ずチェックするようにしましょう。

使用していないクレジットカードやカードローンは解約する

クレジットカードやカードローンを所有している場合、使用していないものがあれば解約をしておきましょう。

複数のカードを持っていれば、必要以上に使ってしまうこともあり、支払いが困難になるリスクが高まります。利用していない場合でも、審査は利用可能枠に対して行われるため、複数のカードを持っていれば新規のカード審査には通りにくくなります。

年会費がかかるものがあれば無駄なお金を支払うことになるでしょう。

複数のカードを所有していれば紛失や盗難、不正利用のリスクも高まります。使用していないカードや不要だと考えられるカードは解約した方がよいでしょう。

解約する前に貯めたポイントは消化しておくことをおすすめします。カードを解約すればポイントも消失してしまいます。買い物の支払いに使ったり、商品券やカタログギフトと交換したり、せっかく貯めたポイントを有効に使いましょう。

他社のポイントに交換できるケースもありますが、その際は早めに手続きをした方がよいです。交換に時間がかかることもあり、手続きが完了する前に解約をしてしまうとポイントの交換ができないこともあります。

未払い金がある場合は注意が必要です。リボ払いや分割払いであっても、解約するとなれば一括で支払わなければならないことが多いです。解約の手続きをする前に、一括で支払える金額かどうかを確認することをおすすめします。

電気代や水道代、携帯料金、通販サイトなどの支払いをクレジットカードにしていた場合は、支払いのタイミングに注意して支払い方法を変更しましょう。

解約後は当然引き落としができないので、そのままにしておくと支払いの滞納になってしまいます。サービスも利用できなくなるので注意が必要です。

できるだけお金を作り利用代金を減らしておく

審査を通りやすくするには、現在の利用代金や借入金などを減らしておくことです。

できれば繰り上げ返済や追加返済をするのがおすすめです。繰り上げ返済とは通常の支払い金額とは別に利用代金を返済することです。

毎月決まった金額より多く支払う、利用代金の残金を一括で支払うなど方法はいろいろあります。繰り上げ返済をすることで支払う残金を減らすことができるほか、リボ払いの手数料の回数を減らせるので総支払額を減額できるというメリットがあります。

利用代金が多いより少ない方が返済負担は軽く、支払いが滞る心配も減ります。その方が審査においては有利になります。

ただし、毎月の返済以外に支払いをするのは簡単ではないこともあるでしょう。ボーナスなど臨時収入があったときであれば臨時の返済もできるのではないでしょうか。

または、本業に影響のない範囲で副業などアルバイトをしたり、不用品を売却したりしてお金を作るという方法もあります。

不用品売却の方法もいくつがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。

消費者金融カードローンの金利比較
売却方法メリット・デメリット
リサイクルショップ
  • 食器やアクセサリー、ゲーム、おもちゃなど買取品の幅が広い
  • ブランド品や骨董品など専門性の高いものは買取価格が安くなってしまうことがある
ブランド買取専門店
  • 適正価格で買い取ってもらえる
  • 流行ものやブランドの種類によって買い取ってもらえない場合がある
フリマアプリ
  • 自分で売却価格を決められる
  • リサイクルショップなどで値がつかないものが売れる場合がある
  • 買いたい人との交渉があったり売れた場合は配送したりするなど手間がかかる
  • 売れてもすぐに現金が手に入らない
ネットオークション
  • 品物によっては高値で売れる可能性がある
  • 写真の掲載など手間がかかる
  • 売れるまでに時間がかかることがある
フリーマーケット
  • 自分で売値を決められる
  • いろいろな人と会話を楽しみながら売却できる
  • 購入希望者と直接値段交渉が可能なため値切られる可能性がある
  • フリーマーケットの開催日や時間、場所などに合わせて参加しなければならない
  • 品物を持ち運び設営する手間がかかる

売却したくない場合は質屋に預けるという方法もあります。質屋なら品物を預けるだけなので、借りたお金と利息を支払えば品物は戻ってきます。

繰り上げ返済ができない場合は、できるだけカードの利用を抑え、支払い金額を増やさないようにしましょう。

必要以上にクレジットカードを使わないコツ

クレジットカードを新規で作る審査に落ちてしまう理由の一つが、支払い遅延や滞納です。

また、所有しているクレジットカードやカードローンを利用可能限度額ギリギリまで利用しているなど、利用代金や借入が多い場合も、審査に不利となることがあります。

審査に通るにはそのような落ちる原因を作らないことが必要です。そのためには、必要以上にクレジットカードを使わないようにすることが大切です。

クレジットカードと上手に付き合うためには、以下のようなコツがあります。

  • クレジットカードの利用先を限定する
  • 利用可能限度額を引き下げる
  • 毎月の利用金額を決める
  • 衝動買いをしない
  • 分割払いやリボ払いを利用しない

クレジットカードの使い道を公共料金だけにする、家賃だけにするなど、利用先を限定すれば、必要以上に使うことはないでしょう。

また、利用可能限度額を引き下げてしまえば、月々の支払い負担の軽減につながります。衝動買いで高額な出費をするということを避けられます。

リボ払いや分割払いは支払いが楽になりますが、手数料がかかったり、毎月の支払いが多くないため「もっとカードを使っても大丈夫」と思ってしまったりして、使いすぎてしまうことになります。

一回払いなら、支払い可能な範囲内を考えるものです。しかし、リボ払いは支払い金額が一定なので、よく考えずに高額な買い物をしてしまうこともあるでしょう。

常に一回払いが無理なら、どうしても必要なときだけリボ払いにするなど、リボ払いや分割払いを頻繁に利用しないことです。

専業主婦の場合はパートでもよいので安定した収入を得る

専業主婦の場合は、パートやアルバイトでもよいので安定した収入を得るのがおすすめです。

専業主婦にとってもクレジットカードを持つのはメリットが多いものです。旦那さんの給料日前、家計が苦しいときにクレジットカードがあれば助かります。

旦那さんだけでなく、夫婦でクレジットカードを持っていれば利用できる金額も増えます。いざというときに、旦那さんのクレジットカードだけでは足りない場合など、奥さんのカードが使えれば便利です。

ポイントが貯まるのも大きなメリットの一つ。よく行くスーパーマーケットで貯めやすいポイントが付与されるクレジットカードを選ぶのがおすすめです。

自分に収入がなくても、配偶者に安定した収入があればクレジットカードの申し込みができるケースは多いものです。しかし、審査対象となる配偶者が、利用限度額まで常に利用していたり、他社からの借入が多かったりすると、審査に通らない可能性もあります。

自分の収入で申し込みができるよう、無理のない範囲で収入が得られるパートやアルバイトなどを探してみましょう。

専業主婦がクレジットカードを選ぶ際のポイントは以下の点が挙げられます。

  • 年会費が無料
  • 利用可能枠が30万円以内
  • 流通系クレジットカード
  • 自分がよく買い物などで利用する店舗で使いやすく特典がある(ポイントが貯まりやすいなど)
  • 支払い方法がいろいろある
  • 支払い日が給料日の後

ただし、クレジットカードを作成できたとしても、使用すれば支払いをしなければなりません。仕事を辞めてしまい支払い負担だけが増えてしまう、ということのないよう慎重に仕事選びをすることも大切です。

どうしても仕事ができる状態ではないなら、家族カードを作るという方法もあります。しかし家族カードは本会員の利用可能額の範囲内でしか使えません。もっと使用する金額を増やしたい場合は、利用可能額の増額申請を検討してみるとよいでしょう。

自分で自由に使えるカードを手に入れたとしても、無理なく支払いができるよう、計画的な使い方が必要です。まずはクレジットカードを増やす必要があるか、家族カードと比較した場合のメリットはあるかなど、家族と相談をしてみましょう。

クレジットカードの審査に通りにくい場合でもカード払いを利用する方法がある

クレジットカードは利用代金をカード会社が支払い、後で代金を回収する仕組みです。利用代金を払ってもらわないと貸し倒れの状態になる危険性があるため、審査によって支払いしてもらえるかどうかを判断します。

審査に通らない主な理由は、支払いに関する信用が得られなかったと考えられます。

しかし、カード払いは便利なもので、中にはクレジットカードでの支払いしかできない、というケースもあるものです。

審査に通りにくい場合は、保証金を預けて利用するデポジットカードや、利用と同時に口座から引き落としされるデビッドカードなどを検討するのもよいでしょう。

デポジット型のクレジットカードは保証金を預けて利用するので信用を得やすい

デポジットとは「保証金」「預り金」といった意味で、デポジット型クレジットカードとは最初に保証金をカード会社に預けるタイプのクレジットカードです。

お金を最初に預けることで支払いができない場合でもクレジットカード会社に損失を与えることを避けられるため、信用情報などに延滞などの記録があっても審査通過できる可能性があります。

預けた保証金から支払いをするのではなく、支払いは別途、毎月利用金額を支払う仕組みです。支払い方法はカード会社によりますが、リボ払いができることもあります。

3万円、10万円、100万円など預けた金額が利用限度額となり、利用代金を支払えば利用可能額は元に戻ります。

もし、利用代金の支払いができない場合は、保証金はその分に充てられます。

ただし、預けた金額以上の利用はできません。そのため、デポジットの金額が少額だと、高額な買い物などはできません。保証金を事前に入金しなければならないため、高額利用を希望する場合は、相当の金額を用意する必要があります。

また、デポジット型のクレジットカードはキャッシング機能がついていないことがほとんどです。通常のクレジットカードのようにキャッシング機能があり、現金を借入することはできません。

一方で利用上限額を自分で決められるので、使い過ぎることはありません。旅行傷害保険や割引などの優待サービスがあるカードも多いです。

個人事業主やフリーランスなどクレジットカードの審査に不安がある場合や、クレジットカードの使い過ぎを防ぎたいという場合にもおすすめです。

nexusカードは支払い方法も多彩(1回・2回・分割・リボ・ボーナス一括払い)で、支払い日が翌々月6日です。200円ごとに1ポイントの付与もあり、1ポイント1円として電子マネーやAmazonギフト券と交換できます。

デビットカードの利用可能金額は自身の口座残高の範囲内なので使いすぎを防げる

デビットカードは利用すると自身の口座からすぐに引き落としされる仕組みのカードです。クレジットカードのようにカード会社が払うわけではないので、カード会社の審査も通りやすいです。

デビットカードは口座にお金が入っていないと利用できません。利用可能限度額は口座残高の範囲内なので使いすぎを防ぐこともできます。

また、銀行に行ってお金を引き出す手間が省けるのもメリットです。カード会社によってポイントが付与されるものもあります。

ただし、リボ払いや後払いなどはできません。支払いはそのつど一回払いです。

また、デビットカードなら海外でも便利です。交際空港や銀行、ショッピングセンターなどのATMで現地通貨を引き出すことが可能です。

クレジットカードの場合はキャッシング機能をつけていないとATMで現地通貨を引き出せませんが、デビットカードならできます。

海外ではクレジットカードの使用が主流で現金はあまり使わないことも多いものですが、チップや交通費、屋台などで現金が必要になることもあります。現金は空港や両替所で両替をするより手軽で、手数料も安くすむことが多いです。

デビットカードにはブランドデビットとJ-Debitがあり、海外でも使用できるのはブランドデビットです。

ブランドデビット Visa、Mastercard、JCBなど国際ブランドつきで国際ブランド加盟店ならどこでも使用できる。日本国内だけでなく海外でも使用可能。海外のATMで現地通貨を引き出せる
J-Debit銀行のキャッシュカードをデビットカードとして使用。すでにデビットカード機能がついているキャッシュカードもある。使用できるのは日本国内のみで海外では使用できない

どちらのデビットカードも基本的に審査がありません。使用している銀行に申し込むか、新規で口座開設をする際にデビットカードを申し込むだけで使用できます。

クレジットカードは利用可能額の範囲内で使用できるので自分のお金のように使ってしまうこともあり、後になって支払いに四苦八苦してしまう、ということもあるでしょう。

デビットカードは自分のお金であり、実際に自分の口座から利用代金が引き落としされるので、お金を使ったことを実感できます。それが使い過ぎ防止になるのです。

デビットカードにはポイントが付与されるものや、不正利用された際の補償がついているものもあります。

楽天デビットカードポイント還元率が1.0%。Mastercard、JCB、Visaから選択可能。申し込みは16歳から
住信SBIネット銀行デビットカード Apple pay、Google Payに対応。ワンランク上のプラチナは旅行保険が自動付帯
ゆうちょデビットキャッシュカード一体型。国際ブランドはVisa。月の利用額に応じて0.25%キャッシュバック
Sony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)利用代金は円もしくは外貨口座(米ドル、ユーロ、カナダドルなど11通貨が対象)から引き落とし
GMOあおぞらネット銀行Visaデビット付キャッシュカード利用金額の0.6%~1.2%を現金還元。一般カードの場合、1日の利用限度額を1,000円~500万円まで設定できる

事前にチャージして使うプリペイドカードは計画的に利用しやすい

プリペイドカードは事前に自分でお金をチャージして利用するカードです。チャージ金額は自身で決められるので、予算を決めてチャージするなど計画的な利用ができるでしょう。使いすぎも防げます。

プリペイドカードは実店舗でもインターネットでも利用可能です。ポイント付与されるので、現金払いよりお得です。ポイントを残高にチャージできるものもあります。

リアルカードを作らずにすむバーチャルカードも多いので、カードを持ち歩かずにすむのも便利でしょう。

プリペイドカードは主に2種類に分けられます。

使い切りタイプあらかじめ金額が決まっているカードを購入して使用(QUOカード、図書カード、Amazonギフト券など)
チャージタイプカードに現金をチャージして使う

審査もありませんが、入会金や年会費などもありません。気軽に作ることができるので、食費用、趣味用など用途によって分けて持っていると支出管理がしやすくなります。Web上で利用履歴を管理できるものも多いです。

ネットショッピングにも使用できるので、クレジットカードを作れない場合におすすめです。

上限はありますが、チャージ金額は自分で必要な分だけできます。たくさんチャージしておけばその分手間は省けますが、計画的に使用しないと使い過ぎてしまうので注意が必要です。

プリペイドカードは1回払いです。リボ払いや分割払いはできません。

バーチャルタイプのプリペイドカードなら発行までに時間がかかりません。最短数分で発行可能なカードもあり、すぐにでもネットショッピングが楽しめます。

バンドルカード必要なのはスマホと電話番号のみ。Visa加盟店で使用可能。バーチャルカードなら数分で発行できる。後払い可能なポチっとチャージもできる
かぞくのおさいふ(三井住友カード)小学生以上満6歳以上のお子さんから利用可能。家族間で残高を移動することもでき家計管理がしやすい。クレジットカードによるオートチャージが可能
Vプリカアカウント登録後、すぐにチャージができる。チャージ方法はコンビニ端末、銀行口座、ギフトコード、クレジットカードから可能。Vプリカギフトならコンビニで購入できる。先に必要金額をチャージし、翌月末までに支払う「後払い」機能あり

家族カードは審査不要で作れる

家族カードはクレジットカードの本会員の家族が所有できるクレジットカードです。本会員と同様に利用でき、同様のサービスを受けられることも多いです。

家族カードは審査なしで発行できます。カード会社によって条件は異なりますが、一般的には本会員と生計が同じの配偶者や子ども、親であれば発行可能対象です。

家族カードもポイントが付与されるので、家族みんなで利用すればよりたくさんのポイントを貯められるでしょう。

ただし、利用可能金額は本会員の利用可能額の範囲内です。家族カードを作成しても、一人ひとりに利用可能枠が増えるわけではありません。

使いすぎてしまうと本会員やほかの家族の利用可能金額が減ってしまうので注意が必要です。カードによっては利用限度額を設定することもできます。

利用代金は本会員の口座からまとめて引き落としされます。支払いが高額になり期日通りに払えないと家族カードも利用できなくなるので注意が必要です。

クレジットカードの審査に通らない!今後の対策と困っている場合の代替案

クレジットカードの審査に通らない場合、落ちた原因を究明しないとずっと落ち続ける可能性もあります。審査に通らない場合の対策をしっかり講じることが大切です。

また、今、早急にクレジットカードが必要な場合もあるでしょう。その場合にどうすればよいのか、代替案について紹介します。

審査に落ちた原因を考える

クレジットカードの審査に落ちてしまった場合、何かしらの原因があるはずです。カード会社によって審査で重要視する点は異なるので、2つのカード会社のうち、1社は落ちてしまったけれどもう1社は通過した、というケースもあります。

しかし、複数のカード会社の審査に落ちてしまった場合、落ちる原因を把握し改善していく必要があります。クレジットカードの審査に落ちる理由としては、以下のような点が考えられます。

  • 信用情報機関に異動情報が登録されていた
  • クレジットカードやカードローンの利用額が大きかった
  • 複数のカード会社に申し込んだ
  • 収入が安定していない
  • 申し込みの際、虚偽の申告をした
  • 在籍確認ができなかった
  • 関連会社で滞納などをして契約解除になったことがある

思い当たる原因がないか、考えてみましょう。原因を解決すれば次回の審査は通過できる可能性が高くなります。

期間を置いて申し込む

信用情報機関に支払いの滞納や債務整理、強制解約など、支払い能力の信用に関わる情報が登録されていた場合、最低5年(申し込み履歴のみなら6ヵ月)は審査に通らないと考えましょう。審査に通るには、支払いに関するネガティブな情報が削除されている必要があります。

いつ削除されるのか、信用情報にどのような記録があるのかは分からない場合は、信用情報機関に情報開示を申し込むことです。

クレジットカードやカードローンの申し込み履歴は審査に影響することがありますが、情報開示をしても審査に悪意影響を及ぼすことはありません。

500円~1,000円程度の費用はかかりますが、信用情報の内容は把握しておいた方がよいです。自分では「もう大丈夫だろう」と思い申し込みをしたら再度落ちてしまった、ということもあります。

その際、申し込み履歴の情報が残り、申し込みが複数ならまた審査に影響してしまいます。

それぞれの信用情報機関には、次のような特徴があります。

CICクレジット会社の共同出資で設立。信販会社、百貨店、クレジット会社(流通系、銀行系、家電メーカー系、自動車メーカー系)、リース会社、保険会社、保証会社、消費者金融、銀行、携帯電話会社などが加盟
JICC消費者金融業界の情報センターとして設立。消費者金融、クレジット会社(流通系、銀行系、メーカー系)、信販会社、金融機関、保証会社、リース会社などが加盟
全国銀行個人信用情報センター一般社団法人全国銀行協会が設置・運営。銀行や信用金庫などの金融機関、信用保証協会、クレジットカード会社、保証会社などが加盟

それぞれの信用情報機関は情報を共有していますが、自身が契約をしているのが信販会社か、銀行か、などで選択するとよいでしょう。不安な場合は、複数の機関への情報開示をすることです。データでの受け取りなら郵送より早く情報を入手可能です。

支払可能見込額が超えていたかもしれない場合は計算してみる

カード会社では審査において支払い可能見込額を算定します。その金額を超える場合、審査には通りません。審査に落ちた要因として、支払可能見込額が超えていたことも考えられます。

支払可能見込額は「年収」-「生活維持費」-「クレジット債務」といった計算式で算出されるのが一般的です。
年収自己申告(年収を証明する書類などは提出しません)
生活維持費法律で決められた1年間の生活維持費
クレジット債務向こう1年間のクレジット(他社を含む)の利用代金の支払い予定額

例えば東京都の生活維持費は以下のように決まっています。

家族の人数1人2人3人4人
住宅ローン・家賃の支払いがない場合90万円136万円169万円200万円
住宅ローン・家賃の支払いがある場合116万円177万円209万円240万円

年収が350万円、家賃の支払いあり、家族の人数が3人、クレジット債務が30万円の場合で計算してみると以下のようになります。

(350万円-209万円-30万円)✕0.9%=99.9万円

上記の場合、99.9万円を超えるクレジットカードの審査は通らないということです。審査通過の可否は支払可能見込額だけでは決まりませんが、自身がいくらくらいの利用可能枠のクレジットカードが利用できるのか、把握しておきましょう。

新たな借入やクレジットカードの利用代金を増やさない

審査が甘いと考えられるクレジットカードでも、支払可能見込額などを踏まえ審査をします。審査に通るには、債務がない方が審査通過の可能性は高くなるためには、債務を減らしていくことが必要です。

そのためには、新たな借入はしないこと、またクレジットカードの利用を減らすことです。

できることなら、臨時(追加)返済をするなど、積極的に債務を減らせればよいのですが、無理をして返済をすれば、翌月の支払いができなくなってしまうこともあるでしょう。

結果、支払いのためにカードローンなどで借入をしたり、クレジットカードの利用が増えたりすれば臨時返済をした意味がありません。翌月に2ヵ月分を払おうとしても、それはそれで簡単なことではないでしょう。

臨時返済ができれば、リボ払いの手数料なども減らせるなどメリットも多いものですが、無理をする必要はありません。無理をして臨時返済をするより、クレジットカードの利用代金を減らす、新たな借入をしないことを目指しましょう。

そのためには、クレジットカードの使い方、またお金の使い方を見直すことが大切です。毎月の利用金額を決める、リボ払いを利用しない、衝動買いをしないなどのほか、無駄にお金を使っていないか見直してみましょう。

特に以下のような固定費を見直すことで大きな節約につながり、毎月の出費を減らすことが可能です。

  • 今より安い家賃のところに引っ越す
  • スマホを格安スマホに乗り換える
  • 自家用車をカーリースに変える
  • 加入している保険を見直す
  • スポーツジムやサブスクリプションなど利用していないものは辞める・解約する

節約が大切とはいえ我慢をしたり、無理に変更をしたりするのは精神的にもよくありません。家賃が安いところに引っ越しても、勤務先から遠いと交通費がかかったり、残業で遅くなり帰れずにビジネスホテルに泊まることになったりすれば、無駄な出費が増えてしまいます。

「食材の宅配を依頼していたけれど結局買い物に行くし、高くつくからやめよう」、「スポーツジムに通わなくても自分で筋トレをしたりジョギングをしたりすれば十分」、など、納得してやめられるサブスクや習い事などはやめてもよいでしょう。

やめてしまって結果節約にならない、節約をしすぎて生活にうるおいがなくなり楽しみがない、などといったことは避けたいものです。節約が精神的負担にならないよう、無理せずできることから「ムダなこと」を省いていきましょう。

少しずつでもよいので貯金をする

次の審査に通るためには、貯金をするのも必要なことです。貯金があれば、急にお金が必要になったときに、クレジットカードを使ったり、キャッシングを利用したりせずにすむからです。

クレジットカードやキャッシングは絶対使ってはいけないということではありません。よいクレヒスを積むためにも、利用してきちんと支払う、ということが必要です。

しかし、急な出費が高額だった場合、貯金がないとクレジットカードやキャッシングに頼る部分が大きくなり、支払い額も増えてしまうことがあります。それを払えなかったり、いつも利用限度額いっぱいまで使っていたりするのは避けたいことです。

債務を増やさないためにも貯金は必要です。

財形貯蓄や投資信託など貯金の方法はいろいろですが、「貯金をする余裕がない」という場合には、次のような方法を試してみてください。

  • 毎日お財布に残った小銭を貯金箱に入れる
  • 「お菓子を我慢した」「服を買わずに我慢した」分の金額を貯金する
  • ポイントを利用した分を貯金する
  • 給料日に支出を計算し貯金に回せそうな金額を先に貯金しておく

貯金が苦手だったり、余裕がなかったりする場合は、少しずつお金を貯めていきましょう。お金が貯まっていけば楽しくなり、さらに貯金ができるようになります。

貯金ができる余裕はあるのに意志が弱く貯金ができないという場合は、自動で給料から差し引かれる財形貯蓄や口座から引き落としされる積立NISAなどを検討するのもおすすめです。

収入を増やしてクレジットカードの利用額を減らす

審査通過のためには収入を増やすのも一つの方法です。特に節約できない支出が多い場合や、クレジットカードの利用代金などの支払いが多い場合は、収入を増やすことで利用額を減らしていきましょう。

収入を増やす方法の一つがダブルワークです。現在の仕事のほかに、できる仕事を探してみましょう。本業に支障がなく、体力的にも精神的にも無理のない仕事を探すことが大切です。

そのためにも、以下のような点に注意し、仕事内容や作業時間などを調整し、無理のない働き方をしましょう。

  • 在宅でできる仕事を探す
  • 週に2~3日程度にする
  • 土日だけ仕事をする
  • 時給のよい仕事を探し長時間働かない

また、近年では副業を認めている企業も増えていますが、中には副業を禁止しているケースもあります。会社の規則はしっかり確認してから副業を始めましょう。

労力と収入が見合っていない場合は転職を考えるのも収入アップの方法です。年齢によっては転職は簡単ではありません。しかし、資格や実績があれば年齢に関係なく転職できるものです。

複数の転職サイトをチェックしたり、転職エージェントに登録したりして、転職を成功させましょう。転職先を決める際は、給料やボーナスのほか、資格手当や通勤手当、休日などの福利厚生、副業はOKかなどもチェックしておくことをおすすめします。

アルバイトやパートの場合は正社員登用ができるかどうかを確認してみることです。正社員になればボーナスが出る、有給休暇がつくほか、クレジットカードの審査にも通過しやすくなります。

また、資格を取得するのも収入を上げる方法の一つです。仕事の中には資格手当がつくものがあります。現在の仕事関係でも、もしくは自分が興味のある仕事の資格でも、勉強して取得できる資格を探してみるとよいでしょう。

収入を安定させる

審査通過のためには安定した収入があることが重要です。アルバイトでも単発ばかり、派遣社員でも短期の契約ばかりでは、安定性に確証がないと判断されかねません。

アルバイトや派遣社員の場合は、同じ職場で長期的に勤務することです。勤続年数は長い方が安定性はあると判断されます。

フリーランスや個人事業主の場合は、定期的に仕事をもらえる固定客を確保することです。そのためにも、クラウドソーシングで仕事を見つけたり、仕事関連の講習会や研修会に参加して人脈を作ったりして営業活動に力を入れましょう。

支払いができない場合は借入をせず単発のアルバイトなどで収入を得る

クレジットカードの審査に落ちてしまい、支払いなどに困ってしまうこともあるでしょう。その場合は、契約している他社のクレジットカードのキャッシングや、カードローンなどで借入をしたくなるものです。

できれば借入などをせず、アルバイトや不用品の売却などでお金を作ることをおすすめします。

支払いができないからと借入を増やせば、債務が増え返済額がさらに大きくなってしまうだけです。その時は助かるかもしれませんが、借入を増やすことで今後の支払いがもっと大変になるということです。

債務が増えればカードの審査通過も厳しくなります。債務を増やすより、お金を作ることを考えましょう。

リサイクルショップやブランド買取専門店などで不用品などを売却できれば、その場で現金を手に入れられます。また、即日払いのアルバイトであれば、仕事をしたその日、もしくは翌日にアルバイト料が出ます。

アルバイトなどで収入が得られない場合は家族からお金を借りる

債務を増やすのは、今後の審査のためには避けたいところです。しかしどうしてもお金が必要で、アルバイトもできないなど困ってしまった場合は家族からお金を借りることを検討しましょう。

家族であれば審査もなく、利息もかかりません。家族との関係性にもよりますが、借入可能額や返済額、返済期日などは相談することもできるでしょう。

家族間のお金の貸し借りは信用問題に発展しやすいものです。家族に心配をかけてしまうこともあるでしょう。親だから、などと甘えていると信頼を失うことになります。借りたお金はきちんと返済することです。返済日も相談し、必ず返すようにしましょう。

クレジットカードの審査に通らなくても悪質業者には関わらない

クレジットカードで買い物がしたい、キャッシングを利用したい、と思っても審査通過できなければ買い物もお金を借りることもできません。そのようなときに、闇金などの悪質業者の甘い誘いに乗らないようにしましょう。

悪質業者などは、審査なしでお金を貸したり、クレジットカードの現金化を勧めたりすることがあります。審査はなくてもお金を借りてしまったら、その何十倍もの返済を迫られることになります。

クレジットカードを持っていたとしたら、ショッピング枠で買い物をさせてそれを買い取るなどの方法で現金化できるなどと勧誘することもあります。

クレジットカードの現金化はカード会社の規約違反にあたることなので注意が必要。最悪の場合、カードの利用停止や利用代金の一括請求などといったことになります。

クレジットカードの現金化は受け取る現金は少なく、さらに買い物をした代金の支払いもしなければなりません。

悪質な業者に関われば、返済に苦しむだけでなく、個人情報なども悪用されてしまう危険性もあります。安易にお金を借りたり、クレジットカードを本来の目的以外で利用したりしないようにしましょう。

「ライフカード」はポイントが貯まりやすくカードの種類も豊富

ライフカードには年会費無料の一般カードのほか、ゴールドカード、学生専用カードなどがあります。ここでは3種類のライフカードそれぞれの特徴や魅力についてお伝えします。

ライフカードゴールドカードBe
年会費(税込)無料11,000円
旅行傷害保険なし海外・国内旅行傷害保険
国際ブランドVisa、Mastercard、JCBVisa、Mastercard
申し込み資格国内在住の18歳以上。電話連絡が可能な方国内在住の18歳以上。電話連絡が可能な方
追加可能カード家族カード、ETCカード家族カード、ETCカード
利用可能枠の上限200万円200万円

ライフカードはポイントを貯めやすい

ポイントを貯めやすいのがライフカードの魅力の一つです。

入会後1年間はポイントが1.5倍で誕生日月ならポイントが3倍になります。プログラムを達成すると最大15,000円のキャッシュバックが受けられるサービスなどもあります。

また、利用額に応じてポイントが貯まりやすくなるステージ制なので、利用するほど効率的にポイントが貯まりやすくなるのもメリットです。

貯まったポイントは他のポイントへの移行や電子マネー、ギフトカードに交換可能できます。

審査がスムーズに進めば最短2営業日でカード発行が可能

ライフカードはオンライン申し込み、支払い口座設定で審査スムーズに進めば、最短2営業日でカードの発行が可能です。

また、昼の12時までに申し込みが完了していることも条件の一つなので、時間厳守で申し込みをしましょう。

急ぎでカードを発行したい人にもおすすめ。本人確認書類をそろえ入力内容に間違いのないよう慎重に手続きをしましょう。

年会費無料の一般カードでも海外旅行サポートサービスを受けられる

ライフカードの一般カードは年会費無料です。付帯保険やサービスはゴールドカードの方が充実していますが、カード会員保障制度があり、盗難や紛失での損害を保障してもらえます。

また、海外アシスタントサービスがあり、海外での日本語サービスサポートを受けられるのも安心です。

ゴールドカードBeは付帯サービスが充実

ライフカードゴールドは専用のサービスが多彩で充実しています。

ポイントは1.5倍以上で旅行傷害保険も国内(利用付帯)、海外(自動付帯)の両方があり、シートベルト傷害保険も付帯されています。

さらに、優待割引、空港ラウンジサービスなどのほか、弁護士無料相談サービスやゴールドカード専用デスクなどさまざまなサービスがあるのが特徴です。

学生専用カードには海外旅行傷害保険が付帯

ライフカードの学生専用カードの概要は以下の通りです。

年会費無料
旅行傷害保険海外旅行傷害保険
国際ブランドVisa、Mastercard、JCB
申し込み資格満18歳以上満25歳以下で、大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の方、進学予定で満18歳以上の高校生(卒業年の1月以降に申し込み可能)
追加可能カードETCカード
利用可能枠の上限30万円

学生専用カードには海外旅行傷害保険が自動付帯されています。

病気やケガをしたときや、カードを失くした場合など困ったときに助けてくれる海外アシスタントサービスも利用可能。海外に行く機会が多い学生におすすめです。

また、海外利用総額の4%のキャッシュバックや、携帯料金の決済に利用すればギフトカードが抽選で当たるなどの特典もあります。

利用可能限度額は30万円までと高額ではありませんが、使いすぎる心配がなく支払い負担も少ない点においてはメリットと言えるでしょう。

ライフカードには種類が多いので目的や用途に合わせて選択できる

ライフカードは先に紹介したカードのほか、以下のような種類のカードがあります。

カードの種類特徴
キャッシュバック専用ライフカード利用分がすべてキャッシュバックの対象となる
デポジット型ライフカードデポジットタイプ
HYDE CARD付帯保険にショッピングプロテクション(年間300万円まで補償)
龍馬カード利用代金の一部を坂本龍馬関連施設に寄付
ANGELS・ライフマスターカード利用代金の一部をエンジェルズ(特定非営利活動法人動物愛護団体)に寄付
ライフカード Stylish自動リボ払い
ビジネスライトプラスビジネスカード(利用限度額最大500万円)

このほかにもさまざまな特徴のあるカードがあるので、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

ライフカードを使ってみた方の口コミ

ライフカードを使ってみた方の感想や意見には、次のようなものがあります。

  • ポイントが3倍になることがありポイントがすぐに貯まる
  • 利用額に応じてポイント還元率がアップするのでうれしい
  • ポイントがいろいろな商品と交換できて便利
  • 支払いなどの明細をスマホでチェックできるので安心
  • パートでもカードが作れたので安心した
  • 会員サイトが使いにくい
  • 通常時のポイント還元率がもっと高いとよかった

ライフカードのポイント還元率は通常時で0.5%と高い方ではありませんが、ポイントが3倍になったり、1.5倍になったりするキャンペーンが多いので、その点で満足している方が多いようです。

審査が甘いと断言できるクレジットカードはない。自分に合ったものを選ぼう

クレジットカードは様々な会社から発行されていますが、いずれにも異なる特典やメリット・デメリットがあります。

もちろん審査のスピードや内容は各会社によって異なりますが、どんな会社でも慎重に審査を行っていることに変わりはないため、一概に「審査甘い」と言える会社はないと言えるでしょう。

申し込むなら審査に通りやすいクレジットカードに申し込みたいところですが、「審査の甘さ」よりも、「自分に適しているか」を重視して申込先を選びましょう。

条件や自分との相性が良いクレジットカードの方が、審査もスムーズに進みやすい可能性があります。