クレジットカード還元率が高い最強の5枚!ポイントを貯めるコツ

2024.10.01コラム

クレジットカードを利用すると付与されるポイントは、できるだけたくさん貯めたいものです。ポイントで買い物ができたり、支払いの足しにしたり、使い道もさまざまでお得になります。

たくさん貯めるために重要なのがポイント還元率です。還元率が高いほど、効率よくポイントを貯められますね。高還元のクレジットカードにはどのようなものがあるでしょうか?

高還元のおすすめクレジットカードを5つ紹介します。ポイントを貯めるコツや注意点、高還元のクレジットカードの選び方についても解説します。

高還元のクレジットカードのおすすめ5選!基本還元率やポイントアップキャンペーンなどを比較

一般的なクレジットカードのポイント基本還元率は0.5%程度です。クレジットカードの中には、1%以上のものもあり、それらは高還元のクレジットカードと言われています。

基本還元率が高いクレジットカードや、ポイントアップキャンペーンで高還元になるものを5つ紹介します。特徴なども踏まえて比較検討してみてください。

ポイント 基本還元率 条件適用時の還元率 年会費 国際ブランド
リクルートカード リクルートポイント 1.2% 最大3.2% 無料 Mastercard、VISA、JCB
楽天カード 楽天ポイント 1.0% 最大3%(SPU達成で最大17%) 無料 Mastercard、VISA、JCB、AMERICAN EXPRESS
JCBカード W OkiDokiポイント 1.0% 最大10.5% 無料 JCB
三井住友カード(NL) Vポイント 0.5% 最大20% 無料 Mastercard、VISA
dカード dポイント 1.0% 2%以上 無料 Mastercard、VISA

※最大獲得ポイントは時期などによって異なることがあります。

リクルートカードは基本還元率が高いのでポイントを貯めやすい

高還元のクレジットカードのおすすめの一つが、1.2%と基本還元率の高いリクルートカードです。キャンペーンに参加したり、エントリーしたりしなくても、クレジット決済をするだけでポイントが貯まります。

リクルートポイントは、旅行サイトの「じゃらんnet」やヘアサロンやネイルサロンの検索・予約サイト「HOT PEPPER Beauty(ホットペッパービューティー)」でネット予約・来店、リクルートカード決済で貯めたり、使ったりできます。

じゃらんnetやHOT PEPPER Beautyでの利用は基本ポイントにプラスされるので、より高還元になるのも魅力です。

HOT PEPPER Beauty 2%ポイント還元
HOT PEPPERグルメ 予約人数×50ポイント
じゃらんnet 2%ポイント還元

さらに、光熱費や携帯・固定電話料金の支払いや、食材の宅配サービス「Oisix」の利用でもポイントが貯まり、貯めたポイントは1ポイント1円で利用可能です。

amazonでも利用できるだけでなく、Pontaポイントやdポイントにも交換できます。交換レートはリクルートポイント1ポイント→Pontaポイント・dポイント両方とも1ポイント。損をすることもありません。

また、Airカードという個人事業主・法人用のビジネスカードなら1.5%と高還元です。

リクルートカードは付帯サービスも充実しています。海外・国内旅行保険は利用付帯ですが、最高2,000万円まで保障、ショッピング保険は200万円まで、購入日より90日間保障されます。

付帯サービス
ETCカード あり
家族カード あり
海外旅行保険 あり(利用付帯)
国内旅行保険 あり(利用付帯)

楽天カードはポイントアップのチャンスが多数あり使うほど高還元になるクレジッカード

基本還元率は1%ですが、楽天市場利用で1%、楽天カード特典分1%で合計3%の高還元となります。さらにSPU(スーパーポイントアップ)という仕組みで、条件をクリアするほどポイントもアップし最大17倍など高還元になるクレジッカードです。

SPUの対象サービスや達成条件には、主に次のようなものがあります。

楽天モバイル Rakuten最強プランの契約
楽天モバイルキャリア決済 月に2,000円以上の支払い
楽天証券 投資信託 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)
楽天トラベル 対象サービスを月1回5,000円以上予約・利用
楽天ブックス 月1回1注文3,000円以上の買い物

さらにポイントキャンペーンとの併用も可能なので、キャンペーンを逃さずカードを利用すると大幅な高還元が可能です。

キャンペーンには楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどがあり、楽天スーパーSALEではお得にお買い物ができるだけでなく、複数のショップを「買い回り」するほどポイントが2倍、3倍とアップしていきます(1ショップ1,000円以上の購入が条件)。

ポイントアップのチャンスが数多くあり、ポイントを貯めやすいのが楽天カードのメリットです。

楽天ポイントは100円で1ポイント、1ポイントは1円で利用可能です。楽天グループサービスでの利用や月々の支払い、投資などのほか、楽天Edyに交換もできます。

ポイントが貯まりやすいことで知られる楽天カードですが、セキュリティーに力を入れているのもメリットです。不正検知システムやICチップの搭載、ISMS認証の取得など、利用者が安全に、安心して利用できる取り組みを行っています。

付帯サービス
ETCカード あり
家族カード あり
海外旅行保険 あり
国内旅行保険

JCB カード Wはコンビニなどで常にポイント2倍!ポイントアップキャンペーンで高還元が可能

JCBカード Wは国内だけでなく海外で利用しても、常にポイントが2倍です。特に、パートナー店(セブン-イレブンやスターバックス、amazon、マクドナルドなど)での利用で高還元が可能。

ポイントアップ祭などのキャンペーンは、2倍、3倍だけでなく20倍、30倍といった高還元のチャンスです。ポイントは電気料金やガス料金、水道料金や携帯料金などの支払いでも付与されます。

貯めたOkiDokiポイントは、Amazon.co.jpなどの買い物や月々お支払いに利用したり、商品と交換したりできます。マイルやほかのポイントへの交換も可能です。

移行可能なポイント 交換レート
nanacoポイント 1P→4.5P
d POINT 1P→4P
楽天ポイント 1P→3P
Ponta au 1P→4P

ほか、ビックポイントやベルメゾン・ポイント、ジョーシンポイント、セシールスマイルポイント、WAONポイントに交換可能です。

JCB カード Wは18歳~39歳の方を対象としたクレジットカードです。40歳以降も年会費は無料。カード番号が記載されていないナンバーレスでセキュリティー面においても安心して使えるのが特徴です。

付帯サービス
ETCカード あり
家族カード あり
海外旅行保険 あり(利用付帯)
国内旅行保険

三井住友カード(NL)はポイントが貯まる店舗が身近に多くあり高還元が可能

三井住友カード(NL)は、対象店舗の利用やタッチ決済で最大20%の高還元が可能です。対象店舗には、セブン-イレブンやローン、マクドナルドやサイゼリア、ドトールなどがあり、カードのタッチ決済で5%還元、スマホのタッチ決済で7%還元となります。

家族を登録すると家族ポイントが対象のコンビニや飲食店で最大5%(1人あたり1%で家族の人数分)還元です。

さらにVポイントアッププログラムでは、条件をクリアするとさらに高還元。通常ポイントやスマホのタッチ決済、家族ポイントと合わせると最大20%の高還元となります。

Vポイントアッププログラムの条件には、次のようなものがあります。一例を紹介します。

サービス 還元率
アプリログイン +1%
SBI証券 最大+2%
住友生命 最大+2%
SMBCモビット 最大+1%

ほかにも、学生ポイントやユニバーサル・スタジオ・ジャパンでのタッチ決済などでポイントアップが可能です。

Vポイントは1ポイント1円で買い物ができるほか、クレジットカードの支払いやSBI証券の投資信託への投資、三井住友銀行の振込手数料の割引、ギフトカードへの交換などに利用できます。ANAマイレージへの交換も可能です。

三井住友カード(NL)はナンバーレスで安心。年間100万円(税込)以上利用すれば、三井住友カード ゴールド(NL)にアップグレードも可能です。

付帯サービス
ETCカード あり
家族カード あり
海外旅行保険 あり(利用付帯)
国内旅行保険

dカードはポイントが貯まる店舗も多くポイントアップできるサービスも多い

スーパーやコンビニ、ネットショッピングなどで100円で1ポイント貯まるdカード。基本還元率が高いことと、ポイントが貯まる対象店舗が多いので、ポイントが貯まりやすいのがメリットです。

高島屋やマツモトキヨシ、ココカラファイン、スターバックスなど特約店では2%以上貯まる店舗も少なくありません。ENEOSでんきやENEOS都市ガスの申し込みなどで最大4,000ポイントがもらえる特約店キャンペーンなどもあります。

dCARDポイントモールを経由するとさらに高還元。そのほか、電気やガス、水道料金、保険料金などの支払いでもポイントを貯められます。

また、次のサービス利用でもポイントアップが可能です。

  • d払いの支払い方法をdカードに設定してWポイント
  • dカードの引き落とし先をdスマートバンクにすると毎月50ポイント
  • dカード決済の積立投資で積立額に応じたdポイントが貯まる

使い道はショッピングのほかiDキャッシュバック、投資、JALのマイルへの交換、スターバックスカードへのチャージなどがあります。

dカードはお買物あんしん保険やdカードケータイ補償など、付帯補償サービスも充実しています。旅行傷害保険も海外・国内の両方があり、旅行に出かける機会が多い方にもおすすめです。

付帯サービス
ETCカード あり
家族カード あり
海外旅行保険 あり(利用付帯)
国内旅行保険 あり(利用付帯)

高還元率のクレジットカードは効率よくポイントが貯まるためお得になることが多い

ポイント還元率は高い方がお得です。なぜお得になるか、改めて認識しておきましょう。

ポイントを効率的に貯めやすい

高還元のクレジットカードはポイントを効率よく貯めやすいです。200円で1ポイントの場合(還元率0.5%)より、100円で1ポイント(還元率1%)の方が、ポイントは貯まりやすいです。

ポイントには期間限定ポイントなどもあり、期間までに利用しないと消滅してしまうものがあります。大きく得をするには、ポイントを早く貯めて利用すること。そのためにも、効率よくポイントが貯まる高還元のクレジットカードの方がお得です。

基本還元率が高ければエントリーや条件を気にしなくてもポイントが貯まる

基本還元率というのは、原則、買い物やサービスの利用をするだけで付与されるポイントです。さらに、キャンペーンなどで通常時より高いポイントを獲得できることもありますが、その場合エントリーや登録が必要だったり、条件をクリアしたりしなければならないこともあります。

それが面倒な人もいるでしょう。エントリーや登録が面倒な人にとっては、基本還元率が高く、いつでも高還元でポイントが付くクレジットカードを選ぶとポイントが貯めやすいです。

ポイントがカードの使い方を見直すきっかけとなることも

ポイントがたくさん付くことはお得になるだけでなく、クレジットカードの使い方を見直すきっかになることもあるのではないでしょうか。

ポイントがたくさん付くのは、それだけカードを利用しているということです。ポイントが付いてお得になると思うだけでなく、何にどれだけ使ったのか気になることもあるものです。

それがきっかけで、使い過ぎや無駄遣いなどをチェックするようになる、ということもあるでしょう。

高還元のクレジットカードのポイントをさらにたくさん貯めるコツ

高還元のクレジットカードなら特に気にしないで使っていても、還元率が低いカードよりはポイントも貯まりやすいでしょう。しかし、コツをつかむことでさらにポイントが貯まりやすくなります。

ポイント基本還元率が1%以上クレジットカードを選ぶ

高還元だと思っていたクレジットカードが実は高還元ではなかった、ということのないよう、ポイントの見方を知っておきましょう。

まずチェックしたいのがポイントの基本還元率です。ポイントを効率よく貯めるには、基本還元率が1%以上のものを選ぶことです。

通常、クレジットカードの基本還元率は0.5%であるものが多いです。

JCBカード S 0.5%
エポスカード 0.5%
三菱UFJカード 0.5%
イオンカードセレクト 0.5%
SAISON CARD 0.5%

ポイント還元率は利用金額に対して何%還元されるか、ということです。 200円(税込)で1ポイントの場合は0.5%還元、100円で1ポイントなら1%還元です。

よく、「ポイント2倍」「ポイント5倍」と書いてあるWebサイトや店頭などのポスターなどを見かけることもあると思います。それは基本還元率に基づいた倍率なので、基本還元率が低いものより高還元率の方が、効率よくポイントを貯められます。

しかし、基本還元率が3%、5%といったクレジットカードはないでしょう。1%以上なら高還元のクレジットカードと言えます。高還元を目指すなら、1%以上のカードを選ぶのがおすすめです。

キャンペーンや使い方でアップするカードを選ぶ

ポイントアップキャンペーンやポイントアップシステムなどを設定しているカードを選ぶと、高還元になりやすいです。

  • ポイントアップキャンペーンを定期的に開催している
  • キャンペーンのポイントアップ率が高い
  • キャンペーンの参加にエントリーや条件などがない

楽天カードのようにポイントアップキャンペーンを定期的に開催していれば、ポイントが貯まりやすくなります。ポイントアップ率が高いほど、効率的にポイントを貯められるでしょう。

できれば、キャンペーンに参加する際、エントリーや申し込みが必要だったり、条件がなかったりする方が手間はかかりません。

また、利用金額によってポイントが高還元になるシステムを採用しているカードもあります。例えば、JCBカードの「JCBスターメンバーズ」。

ゴールドカードの場合なら次のような倍率になります。

年間利用額 ポイント倍率
30万円未満 1倍
100万円 1.5倍
300万円 2倍

ほかにも、入会キャンペーンは特に高いポイントがもらえることが多いです。クレジットカードを選ぶなら、入会キャンペーンをチェックしてみるとよいでしょう。

ポイント付与のあるお店を選ぶ

ポイントは対象店舗が決まっていることが多いです。高還元を目指すなら、特に日常的に利用する頻度の高いお店で貯められるものを選びましょう。

また、特定の店舗で還元率がアップするケースもあります。

  • JCBカードW:amazonの利用で4倍、セブン-イレブンの利用で4倍
  • 三井住友カード:対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元

利用する機会が多いほどポイントは貯まります。特に高還元になる店舗で利用すると、よりポイントを貯めやすいでしょう。

また、ポイントが付与されるクレジットカードの加盟店が多いものの方が、ポイントは貯めやすいです。ポイントが貯められるお店が少なければ、ポイントはなかなか貯まりません。

加盟店の数が多いか、また自分が使う店舗が加盟店に多く入っているかを確認しましょう。特にスーパーやコンビニ、ドラッグストアなど日常生活で利用する頻度が高いお店が多い方がポイントは貯めやすいです。

1回のカードの利用額が少額でも、何度も利用すれば利用金額も増え、ポイントも貯まっていくでしょう。

ステイタスの高いカードならさらに高還元になることがある

クレジットカードにはステイタス(ランク)がありますが、一般的なスタンダードのカードより、ゴールドやプラチナなどを持っているとより高還元になることがあります。

例えばエポスカードには、「選べるポイントアップショップ」というサービスがあります。

対象のショップを3つ選んで登録すると、ポイントが3倍になります。このサービスが利用できるのは、プラチナ・ゴールド会員だけです。

また、dカードはGOLD にすると、以下のような特典があります。

支払い方法をdカード GOLDにすると対象のドコモ利用料金の1,000円(税抜)ごとに、10%のポイント還元があります。

ゴールドやプラチナなどランクの高いクレジットカードは、スタンダード会員にはないサービスや特典があるものですが、ポイント還元においても高還元になるものがあります。

ただし、年会費が高額になることもあるので、どちらがお得かシミュレーションをしてみてから選ぶとよいでしょう。

公共料金など定期的な支払いをクレジットカードにする

公共料金をクレジットカード払いにすれば、定期的にポイントが貯まります。電気やガス、水道、携帯料金などは毎月料金を支払うものです。

電気や水道料金だけでなく、家賃や住民税、生命保険などもクレジットカードで払えることが多く、ポイント付与の対象になります。利用料金も高額になればポイントが貯まるだけでなく、ポイントアップシステムで高還元になるでしょう。

ただし、会社によってはポイント付与の対象外となったり、カード払いができなかったりするケースがあります。また、口座振替で割引になることもあるので、損をしない方を選ぶとよいです。

口座振替の割引に関しては、廃止しているケースもあります。

口座振替をしている場合は、この機会にクレジットカード払いに切り替えるのも選択肢の一つです。

家族カードを作って家族で利用する

家族カードを作れば、家族で効率的にポイントを貯められます。家族カードは本会員の家族が持つことのできるクレジットカードです。

家族一人につき1枚発行されるので、一人ひとりの利用分が本会員の利用分と合算されるため、一人でポイントを貯めるより効率的に貯められます。

家族カードには次のようなメリットがあります。

  • 審査不要なので収入のない主婦や学生でもクレジットカードを持てる
  • (カードのランクなどにもよりますが)本会員を同等の特典を受けられる
  • 年会費が無料だったり、本会員より低額だったりする
  • 家族カードの利用代金は本会員がまとめて支払うので管理しやすい

ただし、次のような注意点もあります。

  • 利用可能額は本会員の利用可能額の範囲内
  • 発行できる枚数が限られている場合が多い
  • 家族カードを発行していないケースもある

家族カードは複数枚発行できますが、本会員の利用限度額が100万円だとしても、一人で100万円使えるわけではありません。100万円が家族全員の利用可能額です。

そのため、使い過ぎると本会員などが困ってしまうことがあるので、家族の利用額はあらかじめ決めておくなどの対応が必要になるかもしれません。

また、発行枚数には制限を設けているカードも少なくありません。

dカード 2枚~3枚(カードの種類による)
JCBカード 2枚まで
イオンカード 3枚まで
クレジットカードには、海外旅行傷害保険などの付帯サービスもあります。家族で海外旅行をするなどの機会があれば、家族全員でポイントを貯められる家族カードも検討してみるとよいでしょう。

ポイントを高還元にするための注意点!対象外や条件をチェック

基本還元率に基づき、クレジットカードで支払えば基本的には自動的にポイントが付与されます。ただし、すべての買い物でポイントが付与されない場合があったり、ポイントアップの際には条件があったりします。損をしないためにも、ポイントを高還元にするための注意点を把握しておきましょう。

ポイントが付与される店舗などが決まっていたりポイント付与の対象外があったりする

クレジットカードのポイントにはVポイントや楽天ポイントなど種類があり、それらのポイントが付与される店舗で利用しないとポイントは付きません。

高還元のためには、自身のクレジットカードのポイントが付与される店舗を選んで使うことです。また、店舗の場所などによってポイントが付かない場合もあります。

また、商品やサービスによってはポイントが付かないケースがあります。

また、次の料金の支払いも対象外としているケースが多いです。

  • 年会費
  • リボ払いや分割払い、キャッシングの際に生じる手数料
  • 電子マネーのチャージ など

すべての買い物やサービスでポイントが貯まるとは限りません。またカード会社などによってポイント付与の対象が異なるのでポイントに関する注意点などは確認しておくとよいでしょう。

ポイントアップをする際には条件があることが多い

ポイントアップキャンペーンなどで高還元になるのはメリットなのですが、高還元にするにはクリアしなければならない条件があったり、エントリーが必要だったりします。

  • スマホVisaのタッチ決済・Mastercardのタッチ決済で2%の上乗せ(三井住友カード)
  • お買い物マラソンはエントリーが必要(楽天カード)
  • JCBポイントアップ祭は対象ショップごとにポイントアップ登録が必要(JCBカード)

エントリーや登録が必要なことも多いので、忘れずに登録をしましょう。

また、最大20倍など高還元になるケースというのは、条件の難易度が高かったり、複数の条件をクリアしたりすることで到達できるということが少なくありません。

すべての条件をクリアしないともらえないポイントもあれば、その中でクリアできたものに対して個々にポイントが付与されるケースもあります。無理をすることなく、クリアできそうなものに挑戦してみることをおすすめします。

ポイントを失効しないよう期間限定ポイントに注意

キャンペーンなどで付与されたポイントは期間限定であることも多いので、失効しないように使いましょう。中には1ヵ月程度で消滅してしまうこともあります。付与されたポイントは期間限定なのか、いつまでに有効なのかをチェックしておきましょう。

また、通常ポイントにも有効期限が設定されている場合があります。

リクルートポイント 最終のポイント加算日から12ヵ月後の月末まで
Vポイント 貯める、使う、交換するといった日から1年間
楽天ポイント 最後にポイントを獲得した月を含めた1年間
dポイント 獲得した月から48ヵ月後の月末
永久不滅ポイント(セゾンカード) 有効期限なし

また、JCBカードのOkiDokiポイントのようにカードの種類によって有効期限が異なるケースもあります。

カードS、一般 ポイント獲得月から2年後の15日まで
ゴールド ポイント獲得月から3年後の15日まで
ザ・クラス、プラチナ、ゴールドザ・プレミアム ポイント獲得月から5年後の15日まで

ポイントの失効日などについては、会員専用サイトや利用代金明細書などで確認をするようにしましょう。

ほかのポイントに交換できると便利

ポイントを他社のポイントに交換できると便利です。1種類のポイントだけより、使い道が広がったり、両方のメリットを受けたりできます。

交換可能なポイント
リクルートポイント Pontaポイント、dポイント
エポスポイント ANA・JALマイル、dポイント、スターバックスカードへのチャージなど
WAONポイント(イオンカード) dポイント、JALマイルなど
楽天ポイント 楽天Edy、JALマイルなど

ただし、期間限定ポイントは他社ポイントに交換できない場合もあるので注意しましょう。

交換する際には、交換レートや交換できる最低ポイント、移行にかかる期間などに注意が必要です。交換レートによっては損をしたり、手続きをから数ヵ月かかることがあったりします。交換をする前に確認をすることをおすすめします。

クレジットカードを選ぶ際にはポイントの利用目的とポイント還元率以外の点も確認

利用代金を支払うだけでポイントが増えるポイントシステムは非常にお得ですが、ポイントの利用目的とクレジットカード自体の目的を考え、ポイントだけで選んでよいかどうかを検討することも必要です。

獲得したポイントは、主に次のような使い道があります。

  • ショッピングやサービスの利用代金として使う
  • カードの利用代金の請求に充てる(キャッシュバック)
  • 商品券や商品を交換する
  • 他社ポイントに交換する
  • 電子マネーにチャージする

カード会社によっては、さまざまな電子マネーにチャージが可能です。クレジットカードを電子マネー決済に登録することで、チャージをする手間が省け、電子マネー決済のポイント還元を受けられる場合もあります。

また、カード会社によっては次のような使い方もできます。

  • 投資に使う
  • ふるさと納税に利用する

例えば三井住友カードなどで貯められるVポイントは、SBI証券での投資が可能です。ポイントを使えば現金を使わずにすむので、現金より精神的にも気楽に投資を始められるでしょう。

貯めたポイントをどのように使うかを考え、クレジットカードを選ぶことも必要です。

また、そもそも、クレジットカードを使う目的も考えてみましょう。ポイント還元のためだけにクレジットカードを作る場合もあるかもしれませんが、多くはクレジットカードの利便性において利用するものでしょう。

クレジットカードのメリットにはポイントが貯まるほか、次のような点があります。

  • 現金がなくても買い物をしたりサービスを受けたりできる
  • お金の管理がしやすい
  • ETCカードや家族カードを作れる
  • 特典や優待サービスを受けられる
  • 支払いがスムーズにできる
  • 旅行傷害保険など付帯サービスがある

特にタッチ決済などはお金を払う際にスピーディで、忙しいときなどは便利です。おつりを確認する手間もかかりません。カードによっては空港ラウンジが利用できたり、レストランなどで割引があったり、特典がある場合もあります。

また、旅行をよくする人にとっては、傷害保険が付帯されていると改めて保険に加入しなくてすむので便利です。旅先で病気になったり、身の回りの品が壊れたり盗まれたりした場合の補償もしてもらえます。

クレジットカードによってはサービス内容や付帯内容が異なります。高還元のカードであっても、旅行傷害保険がなかったり、自分の欲しい特典がなかったりすると結果、損をしてしまうことも考えられます。

高還元のクレジットカードはお得になることも多いですが、クレジットカードそのものの機能やサービスも併せて確認してから選ぶことをおすすめします。

ポイントがつくからと使い過ぎれば返済が負担になることがある

クレジットカードのポイントは原則、利用料金に対して付与されます。利用すればするほど高還元になることも少なくありません。

しかし、ポイントが付与されるから、高還元になるからと、必要以上にカード払いをするのは危険です。クレジットカードの利用代金は後で支払いが必要であり、使い過ぎると返済額も大きくなります。

特にリボ払いを選択する場合は注意が必要です。リボ払いは利用代金に関わらず、支払い金額が一定です(残高スライド方式の場合は支払残高に応じて、段階的に支払い金額は変わります)。

例えば10万円の買い物をしても、次回の支払いで10万円を払うわけではなく、1万円だったり、2万円だったり、設定された金額を払います。

支払う金額が一定なので、カードをいくら使っているか、返済がいくらなのか、気にせずに使ってしまうことも多いものです。リボ払いは手数料もかかります。その結果、いつまでたっても返済が終わらず、支払い額も増えてしまうのです。

また、ポイントがたくさん付くからと無理に高額な商品を購入したり、ポイントが貯まる店舗にわざわざ出かけたりするのは、結果無駄遣いになります。

高額な商品を買えば支払い金額も増えてしまいます。支払いができずにカードローンやクレジットカードのキャッシングでお金を借りたりすれば、返済していかなければなりません。お金を借りれば利息がつくので、返済総額は増えてしまいます。

ポイントが付く店舗まで出かけるのは、交通費や時間の無駄になってしまうこともあるでしょう。

ポイントが付くということは、その分お金を使っているということです。ポイントがたくさん付くからといっても、支払い金額が増えてしまってはお得になりません。カードは計画的に、無理のない返済ができる範囲で使いましょう。

年会費がかかるクレジットカードは損をしないかどうかを確認

ゴールドやプラチナなどランクの高いクレジットカードは、ポイントが高還元になることもありますが、年会費も高額になることが多いので注意しましょう。

スタンダードのカードは年会費が無料であることも多いですが、ゴールドからは年会費が発生することが多いいです。

年会費(税込) ポイントに関する特典
JCBゴールド 11,000円(初年度無料) 利用金額に応じてポイント倍率アップ
dカード GOLD 11,000円 ドコモ利用料金の1,000円(税抜)ごとに10%ポイント還元、ドコモでんきGreenの電気料金100円(税抜)ごとにポイント還元 など
三井住友カード ゴールド(NL) 5,500円 年間100万円の利用で10,000ポイントプレゼント
ゴールド以上になると還元率がアップしたり、ポイントのプレゼントがあったり特典も多いものです。ただし、年会費も高くなることが多いので、カードの使用頻度やポイントの付与率などを含め検討しましょう。

「高還元のクレジットカード」に関するよくある疑問

「高還元のクレジットカード」に関するよくある疑問を集めてみました。参考になさってください。

Q 還元率が高いクレジットカードはどれですか?

A  基本還元率が1%以上のクレジットカードは高還元と言えるでしょう。中でもリクルートカードは基本還元率が1.2%と高還元です。

また、ポイントアップキャンペーンなどを多く開催している、特定の店舗を利用することで還元率がアップするなどのクレジットカードも高還元になることが多いです。

Q ポイント還元率が高いクレジットカードは年会費も高いですか?

A  ポイント還元率が高いから年会費も高いというわけではありません。基本還元率が1%のクレジットカードでも年会費無料のカードは少なくありません。

ただし、年会費が高いカードなら還元率がアップするなどポイント特典があるクレジットカードはあります。

Q 一般的なクレジットカードのポイント還元率は何%ですか?

A  一般的なポイント還元率は0.5%です。そのため、1%以上の基本還元率のカードは高還元と言えます。

Q クレジットカードのポイントを効率的に貯めるにはどうすればよいですか?

A  基本還元率が高いクレジットカードを選ぶことです。また、自分の使いやすい店舗で貯められること、ポイントアップキャンペーンが多い、キャンペーンに参加できる条件がクリアしやすいといったカードを選びましょう。さらに電気代や携帯料金など固定費をカード払いにするのもおすすめです。

Q クレジットカードのポイント還元率とは?還元率の仕組みは?

A  クレジットカードのポイントは利用金額に対してどれくらいの割合で付与されるか?というのが還元率です。目安としては、1ポイントが何円相当の価値になるかを確認すること。

1,000円ごとに1ポイント付与されるカードで、1ポイントが5円相当であれば、ポイント還元率は0.5%、10円相当であれば1.0%です。

還元率は以下の表を参考にしてチェックしてみてください。

200円で1ポイント還元 0.5%
200円で2ポイント還元 1%
500円で1ポイント 0.2%
1,000円で1ポイント(1ポイントの価値が1円相当) 0.1%
1,000円で1ポイント(1ポイントの価値が5円相当) 0.5%

高還元を目指すなら基本還元率と貯めやすさをチェック

高還元のクレジットカードを選ぶには、基本還元率が高いものを選ぶと効率よくポイントを貯められます。一般的なポイント還元率は0.5%なので、1%以上の還元率のカードなら高還元と言えるでしょう。

また、ポイントアップキャンペーンを頻繁に開催していたり、特定の店舗やサービスを利用するとポイント還元率がアップしたりするなら、ポイントが貯まりやすくなります。

利用金額に応じて高還元になるものもあるので、ポイントに関する特徴を確認してお得になるカードを選ぶのがおすすめです。

ただし、ポイントがたくさん貯まるからと必要以上にカードで支払いをすると、返済額が増えてしまいます。支払い日に利用代金が払えない、ということにならないようにしましょう。